NBエクステリア

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カタログから読み解くプロの技

今回はボディカラーの魅せ方の話です。自動車には様々なボディカラーが設定されますが、色の世界を調べてみると、なかなか面白いことが分かります。そこで、プロのデザイナーさんの技を追っていきましょう。 ロードスターの事例でいくと、歴代カタログは数あれど分かりやすい事例はNB3ロードスターのカタログです。なぜなら、ボディカラー(グレード紹介)に「映える背景」を重ねて掲載しているからです。 色相から読み解く「 […]

クリスタルブルーメタリックのNBロードスター

今回はボディカラーの「色彩」が評価された話です。2016年にNDロードスターRFが受賞した「オートカラーアウォード(AUTO COLOR AWARDS)」。こちらは「マシーングレー・プレミアムメタリック&オーバーン内装」が評価されたことで話題になりました。 オートカラーアウォード(AUTO COLOR AWARDS) 1998年から始まったこの賞は、一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)が主催す […]

精悍な表情へ(NBロードスター後期型)

コントラスト・イン・ハーモニー。あまり聞いたことがない響きかもしれませんが、これはフォード傘下に入った90年終わりころから謳われた、マツダブランド戦略のキャッチフレーズです。 マツダ・ブランド戦略 「コントラスト・イン・ハーモニー」は、一目でわかる「マツダの存在感」と「機能・スタイリングの調和」を意図しています。そこで、マツダ車のデザインにおいて、絶対に変えてはいけない不文律が設定されました。それ […]

最後の「ときめきのデザイン」(NBロードスター前期型)

90年代後半のマツダといえば、今や伝説の迷走期。多チャンネル戦略(マツダ、アンフィニ、ユーノス、オートザム、オートラマ、アマティ(企画のみ))の崩壊にともない、経営再建のためにフォード経営の傘下に入り、ディーラーおよび車種の統廃合が行われました。 時代背景 当時のマツダ・デザインテーマ「響きのデザイン」も虚しく、車種ラインナップに残されたのは基幹モデルのみ。マイナーチェンジで延命されたRX-7(F […]

NBロードスター&ヘッドライト・デザイン(後編)

自動車は量産されるまで、約4年の工程がかかるとされています。しかし、さまざまな実験車やモーターショーのコンセプトカーも含めると、何年もまたいでいる企画も想定されます。 前回のトピックで紹介した、水滴を倒したような「丸目異形」群は、ヘッドライトデザインの自由度が上がった90年代のデザイントレンドのひとつでした。NBロードスターはそのなかの一台なのです。 では、マツダ以外のメーカーで同系統の「目」には […]

NBロードスター&ヘッドライト・デザイン(前編)

今回は、NBデビュー当時に賛否両論だった「ヘッドライト・デザイン」の話です。 目は口ほどに物を言う 誰が言い出したのかわからないけど、故事から伝わる諺(ことわざ)に「目は口ほどに物を言う」というものがあります。これは「心の内面は目に現れる」という意味を指しますし、日本語には目元の印象でキャラクターを表す「目力(めぢから)」なんて表現もあります。 日本の顔文字((^^) ( ゚Д゚) (*_*))な […]

NBロードスター「腰のくびれ」

長らく愛用していたNBロードスターのサイドステップ(サイドエアダムスカート・タイプA)。愛車のレストア上、ボディリペイントを行う為に、致し方なくとり外しました。そして帰ってきた愛車を眺めていると、ふと気づくことがありました。 世間一般のNB乗りであれば既にお気づきかも知れませんが、サイドステップを装着していた私にとって、今更ながらわかった事実を記載させて頂きます。 NB純正・サイドステップとは そ […]