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2019年に30周年を迎えたロードスター


ユーノスロードスター/MX-5が発売され既に30年。長く愛されることを見越して開発された初代ユーノスロードスター(NA6CE)は、その意図通り全世界で愛される存在になり、今日もスポーツカーの代名詞として街で見かけます。さらに現在のロードスターはマツダのブランドピラーとして第4世代まで進化し、通称NDロードスターとして新たなファンを創造しています。

ロードスターの魅力は多数あります。馬力にとらわれない走りの本質、「軽さは性能」という軽量化への執念、「サーキットだけでなく日常使いまで、どんなステージでも楽しめる」という、ポルシェも凌ぐと評価されたハンドリング。クルマの進化と熟成を続けた世界観が、ライトウェイトスポーツカーの代名詞として国境を越えて支持されている状況です。

しかし、あの頃は・・・(1998年当時)


これはかつてのロードスターの歩んできた道を知るオーナーからすれば、驚くべき事態です。なぜならば、少し前までのマツダ・フラグシップスポーツカーといえばロータリーエンジン車。ロードスターは初心者向け、女性向け、基本を学ぶための・・・と、国内では二軍扱いだった時代があるからです。

このような不遇の時代にもっとも国内で影響を受けたのが、第2世代のNB型とされる「マツダロードスター」です。NBロードスター現役当時の2000年前後、国内で販売されたスポーツカーは百花繚乱で、ハイパワー、高級志向、もちろんライトウェイトも含め、何でも選べる状態でした。

そこでキープコンセプトでデビューしたNBロードスターは、(一部エンスージアストの評価を除けば)ユーノスロードスターの改良進化版という一言にまとめられました。実際、他メーカーから新進気鋭のスポーツカーが登場するなか「今更ロードスター?」という空気があったのです。(これは開発環境が厳しい中開発された第3世代のNC型ロードスターも同じ状況でした)

そして現在


日本の評価はさておき、ロードスターのモデルチェンジは2019年現在、(手のひらを返したように)再評価されているという、ありがたい状況です。

実際、60年~70年のライトウェイトスポーツカーのリスペクトとして登場した「ユーノスロードスター」ですが、NB以降の「マツダロードスター」シリーズは、現代版ライトウェイトスポーツカーとしての哲学を貫いた結果ではないかと思います。

このWebサイトのコンセプト


伝説になった初代ユーノスロードスター(NA)はマツダ公式レストアプログラム計画が始まり、4代目NDロードスターはマツダの顔として、日々プロモーションが続きます。また、3代目NCロードスターも、現行NDの比較車種として改めて検証されています。

このように、各世代の「ロードスター情報」比較的容易に見るけることができるのですが・・・何故か2代目NBロードスターだけは再検証がおこなわれたり、新たな情報が発見されることがありません。

NBロードスターはひとことでは表せない魅力に溢れています。電子制御を極力廃し、少ないキャラクターラインを廃した流麗なスタイリング、国内最後の5ナンバーコンパクトスポーツ。でも、それが一般に知られる機会はほぼ無い状況なのです。そこで、これらを再検証する道として様々なアーカイブを収集し、公開していくのがこのWebサイト【NBロードスターアーカイブ】のコンセプトになります。

ロードスターのファン、そしてスポーツカーを愛する全ての方たちへ。このサイトをきっかけにロードスターのオーナーが増えれば嬉しいです。

走る、触る、見る・・・そして読んでも面白いロードスターの世界。ご堪能ください!

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