NBロードスター、ECU学習機能
ロードスターのECU制御範囲 バッテリー端子を外して20秒以上経過すると、クルマの学習データ(ECU)がリセットされる・・・なんて話、旧車では「あるある」なネタだと思われます。 実際、NC/NDロードスターはバッテリー・リセット後に各種電子デバイス(DSCやパワーウインドー)を復旧させる方法がマニュアルに記載されています。これがビデオゲームの隠しコマンドみたいでカッコいいんですよね。 しかし、NA […]
NBロードスタの”中身”である、メカニクス関連のご紹介です。
ロードスターのECU制御範囲 バッテリー端子を外して20秒以上経過すると、クルマの学習データ(ECU)がリセットされる・・・なんて話、旧車では「あるある」なネタだと思われます。 実際、NC/NDロードスターはバッテリー・リセット後に各種電子デバイス(DSCやパワーウインドー)を復旧させる方法がマニュアルに記載されています。これがビデオゲームの隠しコマンドみたいでカッコいいんですよね。 しかし、NA […]
ロードスターが直進していない! 私の愛車は幾度となくホイール交換を行い、さらにサスペンション交換やスペーサーの装着をしています。また、下回りを当てたり、縁石レベルの障害物を乗り越えたり、もちろんブッシュの経年劣化もすすんでいるでしょう。つまり、足回りを酷使しつづけてきましたが、ふと気づけばとんでもないことになっていました。 それは「まっすぐ走っていない」事実です! もともとステアリングセンターが緩 […]
パワーはなくてもアクセルレスポンスが気持ちいいロードスター。どんな速度域でも打てば響くのは、パワープラントフレームというエンジンとデフを繋ぐ剛性パーツのおかげです。その後全てのマツダFRスポーツに継承されている萌えパーツでもあります。 アクセル・レスポンスの哲学 アクセルを踏むとクルマは前に進む・・・至極あたりまえの事ですよね。これは仮に低馬力のクルマでも、初動からトルクを出すセッティングに反応性 […]
愛車が「楽しい瞬間」を言語化する 走る、見る、触る。メカをいじっても、洗車をしても、楽しい。クルマの価値観は様々あれど、とりわけ自分の愛車が最高だと思う瞬間ってありませんか。ただ、それを人に伝えるのはなかなか難しものです。 特に趣味車であるロードスターは多様なカスタマイズをされているので、【愛車の良さ】を聴かれたらどう答えようか・・・などと、いらぬ心配までしてしまいます。そこで今回は、NB6ロード […]
今回はNBロードスターの量産工程をご紹介します。 価格帯を鑑みても贅沢な専用プラットフォーム(N系)で組まれていたロードスターシリーズ。 コストセービングのためにメカ的にはデミオなどと共通のパーツを流用していたことは有名な話ですが、その手段の一つとして他マツダ車と同じラインで組み立てる【混流生産】が採用されています。 貴島主査の言葉をお借りすると、実はほぼデミオと同じコストでロードスターが組めるの […]
今回はNBロードスターの各種プロトタイプ車両のご紹介です。 経営不振によりフォード傘下となったマツダですが、ロードスターは開発中止の対象ではなく、むしろ「やりたいクルマ」という位置づけでした。(※そのエピソードは別途ご紹介します)そのような状況の中、1994年から開発がスタートしていたNBロードスターは、エンジニアリングサイドからの記録も残されていました。 試験車両たち(メカニカルプロトタイプ) […]
今回はNBロードスターの安全性能全般の話です。 NAロードスターからNBロードスターにフルモデルチェンジした経緯は幾つもありますが、特に重要だったポイントは国際レベルの安全基準に対応することでした。グローバルで展開するロードスター(MX-5)は、そこに適合できないと企画自体が成り立たなく、つまり継続販売ができないのです。 なお、2020年現在の自動車レギュレーションはより厳しくなっており、緩くなる […]
今回はNBロードスターとMiata(北米仕様)、MX-5(欧州仕様)のちょっとした違いのご紹介です。 国内仕様と海外仕様の違い 歴代ロードスターはスポーツカーとして「走る、曲がる、止まる」の要件を満たすためのコストは惜しまずに注がれる一方、なるべくアフォータブル(安価に市場提供)にするため、他マツダ車とさまざまな共用部品を活用し、ライトウェイトスポーツとしての「軽さ」を実現させています。 人馬一体 […]
今回もコンバーチブルトップ「幌」の話です。前回はNAロードスター幌の特徴を書きましたが、今回はNBロードスターになって、どう進化したのかをご紹介します。 なお、NB幌の基本構造はNAと近しいので、NAロードスターにもアッセンブリー装着ができることも大きな特徴です。ビニール幌の良さもありますが、NB幌の特徴であるガラススクリーンによる視界確保は、「安全運転」を担保できる定番のモデファイです。NAロー […]
今回はロードスター(オープンカー)のアイデンティティを表すパーツであるコンバーチブルトップ・・・「幌」の話です。 初代NAから4代目NDまで、ロードスター(MX-5)の幌は、クラス世界一の性能を目標にしています。それまでのオープンカー、特に旧ライトウェイトスポーツは雨漏りが当たり前で、バスタオルを持参することが「風情」とされていました。 そのような「自嘲」に満ちた伝統を覆すほどMX-5シリーズの幌 […]
前置きが長くなりました。ロードスター「脚回りの話」、いよいよNBロードスター編になります。 前回はこちら→https://mx-5nb.com/2019/12/08/wishbone-2/ NAロードスターと比較して「俊敏な回頭性が消えた」「乗用車的になった」など、(当時)酷評される事もあったNBロードスターのハンドリング。しかし、基本的なメカの構成はNAロードスターとほぼ変わりません。つまり、セ […]
前回はダブルウィッシュボーン形式の特性、「メカニカルグリップ」に関するトピックをお伝えしました。ダンパーが抜けていても、タイヤがプアでも「よく曲がる」メカの素性をロードスターは持っているのです。 マツダ・スポーツカーの哲学 マツダスポーツカーの前提としては、コスモスポーツや歴代RX-7などの歴史がありました。 その走りにおける「第一条件」は、パワーでも豪華装備でもなく「操って楽しいクルマ」を志すこ […]