NB6C(NB3)簡易マニュアル
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お貸しするクルマは2003年式、第二世代ロードスターの通称「NB」型となります。
1989年にデビューした初代ユーノスロードスターと諸元(スペック)はほぼ同じであり、信頼性向上やセッティングの差で煮詰めていったクルマであり、NBの世代でも最終型として熟成されています。
たかが100馬力程度のクルマではありますが、ぜひお楽しみください。また、慣れていないと分からない部分があると思いますので、少しだけ解説をさせていただきます。
1)走行前
ドアミラー格納は手動です
ほぼ触る機会はないと思いますが、駐車時に必要であれば「えいや」と内側へ押してください。
クラッチ・スタートシステム
NB後期型は保安基準により、クラッチを踏みながらでないとエンジンがかかりません。
ETCユニット
ダッシュボードのなかにありますので、カードの抜き忘れ等、ご注意ください。なお、ETCカードのICチップが汚れていると高速道路のゲートが開きません・・・
給油口について
給油口のオープナーはセンターコンソールのなかにあります。
セミバケットシートの調整
ドアを開けて、右側面にある大きいダイヤルを回して微調整してください。若干立て気味の方がしっくりくると思います。
2)幌について
オープンにするとき
幌を空ける時は、車外にでてゆっくり畳んでください。車内からバーンと開くと幌生地が傷むのです・・・
また、風の巻き込み防止のため、キャビンの後ろ側(席の後ろ)にあるエアロボードを立てることをお勧めします。
クローズするとき
外から幌を上げた後に、車内で左右同時にトップロックをかけてください。また、運転席、助手席ともにウインドーを上げた状態でもう一度ドアを閉め直していただけると助かります。いずれも雨漏り対策です。
3)走行中
電子制御はありません
安全装備はエアバッグ、ABSのみなので「曲がる」クルマではありますが、オーバースピードにご注意ください。あくまでブレーキペダルを踏むとスポーツABSが作動します。
パワーはありません
たかだか1600ccエンジン(100馬力)程度なので、ビンビン回してもらって大丈夫です。ただ、2000~3000回転の常用域の扱いやすさや、4000回転からの中間加速もお楽しみください。
水温系はリニア化しています
リニア化の影響によりあまり大きく針は動きません。基本的に水温は安定していますが、ノロノロ運転や渋滞で水温が心配な際は「エアコン」を付けてください。仕様上、強制的にクーリングファンが回るので安定します。しかし、分かりやすくパワーが落ちるのでよりアクセルを踏み込んでください。
剛性感は低いです
剛性感は低いですが、ボディ剛性は十分に確保されています。笑ってください。なお、ハードトップではハンドリングも含めて激変します。
4)不具合
スピーカーからのメカノイズ
配線を最適化していないため、オーディオ使用時にメカノイズを拾います(特にエアコン使用時)。申し訳ないのですが、我慢してください・・・
音楽は旧iPhoneをシリコンオーディオとして利用していますが、ラジオをお聴きになる際はオーディオユニットのトレイにあるボタンを押してください。電動アンテナが伸びてきます。
以上、分からないことがあれば随時ご連絡ください。
90年代スポーツカー、最後の5ナンバーFR車になりますので、当時の空気感を味わっていただければ幸いです!
概要:2003年 GH-NB6C(301264)
参考→https://mx-5nb.com/2019/11/29/webtuned/
MAZDA ROADSTER(NB6C) WebTuned(NR-A&VS B interior) | |||
車格: | オープン | 乗車定員: | 2名 |
全長×全幅×全高: | 3955×1680×1235mm | 重量: | 1,050kg |
ホイールベース: | 2,265 mm | トランスミッション: | 5MT |
ブレーキ: | ベンチレーテッドディスク/ディスク | タイヤ: | 195/50R15 82V |
エンジン型式: | B6-ZE[RS] 1597cc | 種類: | 水冷直列4気筒DOHC |
出力: | 125ps(92kW)/6500rpm | 燃費(10・15モード) | 14.2km/l |
トルク: | 14.5kg・m(142N・m)/5000rpm | 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
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