歴代ロードスター クーペコンセプト(Coupe1)
今回から複数回に渡って、ロードスターデザイナーの悲願とされたロードスターの「クーペ」を紐解きます。 クルマにおける「クーペ」とは二人乗りの「箱馬車」が語源になっており、現在は2枚ドアの乗用車を指す言葉になっています。 オープンカーのロードスターをオプションの「脱着式ハードトップ」ではなく、「固定ルーフ」のクーペ化をおこなうという構想は、開発段階からデザイナーサイドの案として存在していました。 した […]
今回から複数回に渡って、ロードスターデザイナーの悲願とされたロードスターの「クーペ」を紐解きます。 クルマにおける「クーペ」とは二人乗りの「箱馬車」が語源になっており、現在は2枚ドアの乗用車を指す言葉になっています。 オープンカーのロードスターをオプションの「脱着式ハードトップ」ではなく、「固定ルーフ」のクーペ化をおこなうという構想は、開発段階からデザイナーサイドの案として存在していました。 した […]
前回に引き続き、NBロードスターをベースにしたキットカーのご紹介です。 キットカーの文化とは 現在、日本国内においてキット状態で輸入したパーツを使って「車両登録」を行うのはハードルがとても高いようです。それは衝突試験などをクリアするため、多くの実験車と分析データを用意する必要があり、現実的には個人の範疇を越えるコストになってしまうからです。 しかし、この状況はお国柄によって違います。米国はカスタマ […]
今回はNBロードスターのシャシーを流用したキットカーのご紹介です。 NBロードスターのシャシー クルマ1台は約30,000点の部品で構成されるといわれています。当然その部品が全て「専用パーツ」だとコストが跳ね上がってしまうので、メーカーの垣根を越えてネジやタップのレベルから、コンポーネント(構成部品)に至るまで可能な限り共有・流用されていることは周知の事実です。 特にロードスターは流用パーツが多い […]
最近は何かとトヨタがアツいです。特に話題の「GRスープラ」ですが、デビュー時のプレスリリースには面白い記載があり、一部で話題になりました。 「GRスープラ」のプレスリリースでは、「ホイールベース(W)をトレッド(T)で割った比率が1.55」というものが強調されていました。この数値はレビューサイトによってはスポーツカーの「黄金比」とまで書かれています。(※プレスリリースではそこまで吹いていませんが) […]
今回は他車種、または開発車両に流用されたNBロードスターのパーツをご紹介します。 従来のライトウェイトスポーツカーの例に漏れず、歴代ロードスターは専用パーツ(足周りやアルミパーツ)などの「走るため」の装備にはコストをかけますが、アフォーダブル・・・つまり販売価格を抑えるために、他車種のパーツをおおく流用しています。 しかし、逆に流用された事例もあり・・・ある意味「外の世界」でもNBロードスターの味 […]
複数回続いた「MPS」シリーズのエピローグは、ロードスターターボの組み付け風景と、その他のマツダ・パフォーマンス・シリーズの紹介です。 今まではNBロードスターを中心に書いていきましたが、マツダはこんなバカやっていた(褒め言葉)時期もあるという補足です。 ロードスターターボの組立て マツダは世界でも類を見ないひとつの生産ラインで多様な車種を組み立てる「混流生産」を行うことで有名です。ロードスターも […]
2002年の東京オートサロンで発表された「ロードスターMPS クラブマン」を最後に、NBロードスターのMPSプロジェクトは音沙汰がなくなりました。 これはプロジェクト推進を担っていた、マツダスピード事業部の立花啓毅氏が同年3月に退職したことが関係するかもしれません。後のメディアにて、氏は「MPSはあそこまでしかできなかった」と語っているソースがあります。 参考: NBのバリエーション(C-5) 一 […]
今回は市販化直前と噂されましたが、様々な路線変更を行いつつ販売されなかった、ロードスターのエボリューション・コンセプトをご紹介します。 クルマの価値観は様々ですが、マツダ・ロードスターといえば「馬力」ではなく「軽さ」が性能であると、近年はやっと定着してきましたが、かつては違う時代もありました(断言)。 基本ができているからこそ、より凄いクルマに仕上げたい。この軽さにモアパワー、モアトルクを求めると […]
今回はNBロードスターの国内販売台数を考察していきます。 これらのデータはEPC2をもとに、独自に解析したデータです。 実際の情報と差異がある可能性があるので、参考までにご覧ください。 オープンカーとしては空前のヒットとなり独壇場だったNAロードスターに対し、世界のスポーツカーが百花繚乱だった時代に「今さら?」と囁かれたNBロードスター。思ったよりも売れたのか、それとも想定内だったのか・・・数字の […]
新型の現行NSXが米国生産と聞いたとき「アメ車かよ!」と、微妙な思いを抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 アメリカ産の現行NSX 個人的には、初代NSXは専用工場を高根沢(栃木)に造ったなんてストーリーがかつてあったので、地元出身として「アメ車」になったのは残念な気持ちになりました。 価格も初代NSXの約1000万円から2000万円台と倍額になり、販売網のブランド力の心配をされていたり、 […]
今回から何回かにわけて、数字でロードスターを振り返ってみたいと思います。参考資料はマツダEPC(電子パーツカタログ)とグローバルセールスデータ。いわばNA/NBの成績表です。 生産台数と販売台数ふたつの母数と、ソースによっては同じデータでも差異があるので、研究・広報車両を加味しても、その誤差はご勘弁ください。だいたいこんな感じかな?くらいの感覚で見ていただければ幸いです。 これらのデータはEPC2 […]
今回は海外仕様のEPCデータ解析と、VINコードの読み解き方の解説です。 これらのデータはEPC2をもとに、独自に解析したデータです。 実際の情報と差異がある可能性があるので、参考までにご覧ください。 VINコードとは(海外市場) VINとは車両識別番号(Vehicle Identification Number)を意味し、欧州仕様はシリアル番号を含んだVINコードがコーションプレートに記載されて […]