2代目ロードスター生誕25周年特別イベント(inマツダミュージアム)
マツダミュージアム 2023年10月土曜日特別開館レポート from テンサン ~2代目ロードスター生誕25周年特別イベント~ 貴島孝雄元主査特別トークセッション はじめに 初めまして広島在住のマツダ好きテンサンと申します。 今回NBロードスターアーカイブ主催者様が関東からのご来場が難しいということで、広島在住の私がレポートすることになりました。不慣れな文章にてお送りさせて頂きます事をご容赦頂けれ […]
マツダミュージアム 2023年10月土曜日特別開館レポート from テンサン ~2代目ロードスター生誕25周年特別イベント~ 貴島孝雄元主査特別トークセッション はじめに 初めまして広島在住のマツダ好きテンサンと申します。 今回NBロードスターアーカイブ主催者様が関東からのご来場が難しいということで、広島在住の私がレポートすることになりました。不慣れな文章にてお送りさせて頂きます事をご容赦頂けれ […]
2018年、NBロードスター20周年企画としてNA/NB/NCロードスターの主査をされた貴島孝雄さんにインタビューを行いました。そのまとめページです。 なお、20年前のインタビュー記録では、すでに先を見越した解答をされています。少し引用をしますと・・・ 「ラテン系が上手いのは、内装にボディカラーを取り込み、ビジュアルにスポーツカーを訴えていること。結局文化の違いなので、現在の日本ではまだ難しい。そ […]
インタビューを終えて NBロードスター20周年インタビューはいかがだったでしょうか。 振り返りますと今から約20年前は、インターネットはPC必須のISDN回線(電話回線)であり、携帯電話は持っていること自体がステータスであり、家庭用ビデオゲームはプレイステーションの牙城を崩そうと、ニンテンドー64やドリームキャストなどがデビューしていったような時代でした。 国内はバブル不況を脱しつつも就職氷河期が […]
NB20周年企画・貴島さんインタビューの最後は、NBロードスターを開発コンセプトと、結果として現在までの「マツダ・ロードスター」の方向性を決定づけたエピソードです。 改めてNBロードスターのプレスキット(広告商材)には今回のキーワードが記載されており、ナマで話を伺った際に「なるほど、そうだったのか」と改めて気づくことになりました。NBロードスターが誕生するまでの葛藤、ご堪能ください。 以下、貴島さ […]
NB20周年インタビューもラストスパート。今回も貴島イズムをご紹介します。 「クルマはただの工業機械ではない」とは、マツダは魂動(こどう)デザインを発表する前から発信していたメーカーでした。その信念を言葉にしたものが「Zoom-Zoom」であり「Be a Driver」であり、そして「人馬一体」です。 このような「クルマ作りの哲学」を、ロードスターのエピソードを交えながらご紹介します。 以下、貴島 […]
今回は公益社団法人自動車技術会にて講演・寄稿された貴島さんの論文「感性豊かなものづくり 技術者の葛藤(2018)」をベースにした、貴島イズムのエピソードをご紹介します(※論文内容は2018年1月のNBロードスターMTGでも共有されました)。 試行錯誤しながらも、世界的なライトウェイトスポーツのベンチマークにまで昇りつめたロードスター。NA、NB、そしてNCが目指した「乗り味」の方向性が見えてくると […]
今回はNBロードスターに続いて、貴島さんが3代目ロードスターの主査をされていた際のエピソードをご紹介します。 自動車の開発はおおよそ4年かかるそうですが、2005年発表の3代目NCロードスターをそれで逆算すると、2000年前後・・・つまりNB後期が現役だった時代に開発はスタートしていたことになります。つまり、ロードスターの進化におけるNBとNCは、ある意味ワンセットなのです。 その辺りを踏まえて、 […]
NB20周年インタビュー、今回もNB開発エピソードのご紹介です。 オープンカーは車体剛性が低い・・・初代ロードスター時代にはよく耳にした話ですが、これは意図的に「味付け」されたものであり、年次改良でアップデートされていったボディ補強が、それに違和感を覚えるユーザーに対応したものとされています。 NBロードスターはそれを踏まえ、メーカーしか出来ない「ボディを骨格から見直した」ことが特徴のひとつです。 […]
今回は2代目NBロードスターの開発エピソードです。以前のインタビューとかぶる部分があるかも知れませんが、それだけ記憶に残るエピソードであったこととご留意頂ければと存じます。 さて、NAロードスターからNBロードスターへフルモデルチェンジを行った主な理由は、目前に迫っていた21世紀の自動車安全規制(レギュレーション)とされています。ライトウェイトスポーツカーといえども販売を継続するには、その要件を満 […]
NB20周年インタビュー、引き続きフォード資本時代のエピソードです。マツダファンにとってはお馴染みの悪夢・5チャンネル体制ですが、「中の人」がこの時代に触れることは意外に少なく、あえて聴いてみた話でもあります。 ご存知の方も多いと思いますが、それまでのマツダ歴代スポーツカーはトラック部門が担当しており、貴島さんもそちらの出身でした。しかし、フォードが経営再建を行う中でトラック部門は廃止、軽自動車や […]
今回はNBロードスターの当時の開発背景、フォード経営の傘下にあったマツダの話です。 近年はスカイアクティブや魂動デザインといった、クルマ自体の高質化が評価されているマツダですが、1990年初頭は黒歴史とされる5チャンネル体制をスタートさせていました。5チャンネル体制とは、マツダ、アンフィニ、ユーノス、オートザム、オートラマという販社チャネルの増強により取扱車種を増やして、収益増をおこなうという企画 […]
NB20周年インタビューは前回と同じく、初代ロードスター主査であった平井さんのエピソードです。 補足として、NAロードスター乗りであれば必読の「ユーノス・ロードスター―日本製ライトウェイトスポーツカーの開発物語(三樹書房)」中の開発エピソードにも、パッションを持ったエンジニア有志が集まる反面、反対意見・批判勢力が社内には存在したと記述されています。 そのうえで、平井さんは下記のような独白もされてい […]