キープコンセプトの奥に秘めた、本質的な進化 f NBロードスターのメカニズムは、NAから受け継いだダブルウィッシュボーン式サスペンションやFRレイアウトなど、近代におけるオープンボディの傑作と名高いN型プラットフォームの資産を共有しています。これは、初代が徹底的にこだわったライトウェイトスポーツカーとしての「本質」を、マツダのエンジニアたちが深く理解していたことの表れです。 しかし、NBの本質 […]
NBロードスターのオリジナルデザインはカリフォルニアのスタジオ(MRA)が提示したコンセプトモデルをもとに、それを徹底的にダイエットした形で量産デザイン(プロダクトデザイン)に活かされることになりました。デザインコンペのウィナーとなった経緯をご紹介しました。 本稿では、デザインチームがエンジニアたちから突きつけられた「5ナンバー枠の死守」という絶対条件のもと、どのような意図でNBロードスターのエク […]
1989年に誕生し、世界中の自動車市場にライトウェイトスポーツ(LWS)というジャンルを蘇らせた初代マツダ・ロードスター(NA型/海外名:MX-5 Miata)。その大成功を経て、次世代モデルの開発を担ったエンジニアやデザイナーたちは、途方もないプレッシャーのなかにいました。 フルモデルチェンジにあたり、マツダの開発陣が掲げた基本原則は「MX-5の生まれ持った『魂(Soul)』を尊重するとともに、 […]
1989年、ライトウェイトスポーツカー(LWS)という、消えかけていたジャンルを蘇らせたユーノスロードスター(NA型/海外名:MX-5 Miata)。その圧倒的な成功は、自動車業界に強烈な衝撃を与えました。「2シーターのオープンカーなど売れるはずがない」という常識を根底から覆し、世界中でファンとフォロワーを生み出しました。 しかし、その偉大すぎる成功は、次世代モデルの開発を担うエンジニアやデザイナ […]
1989年に誕生し、世界中のエンスージアストを熱狂の渦に巻き込んだユーノスロードスター(NA型:MX-5 Miata)。当時、十数年ものあいだ途絶えていたライトウェイトスポーツカー(LWS)というジャンルの再開拓を行い、その後「ポルシェ ボクスター」「メルセデスベンツ SLK」「BMW Z3」を始めとした数え切れないオープンスポーツカーのフォロワーを生み出した、歴史的なマスターピースです。 しかし […]
1989年に誕生し、現在に至るまで愛され続けているライトウェイトスポーツカー(LWS)であるユーノスロードスター(NA型/海外名:MX-5 Miata)。このクルマは90年代のマツダを彩った「ときめきのデザイン(Inspired Sensation)」を体現した存在でした。 そこで今回は、この偉大なスポーツカーがまだ「名もなきスケッチ」だった時代へと時計の針を戻します。舞台は太陽がさんさんと降り注 […]
1990年代初頭に登場したマツダのクルマたちは、今の時代でも全く色褪せることのない美しいプロポーションと艶やかさを持っていました。いわゆる有機的なオーガニックシェイプ(※)を積極的に用いた、現在では安全基準やパッケージングの制約から少なくなってしまった流麗なスタイリングです。 ※有機的で滑らかな自動車デザインを指す言葉として、他にも「オーガニックフォルム」「バイオデザイン」「エアロージョン(風化造 […]
砂場にたたずむ本物の「赤いスポーツカー」 2013年4月24日、日本経済はリーマンショックおよび東日本大震災に由来する長い停滞ムードから一転、アベノミクスによる景気浮揚への期待によって、緩やかな回復基調を迎えていました。この時期、都市型アミューズメント施設は「モノ消費」から「体験消費」へのシフトを加速させており、その象徴的な施設として東京都多摩市にあるショッピングモール・クロスガーデン多摩において […]
ロードスターというクルマを愛し、その文化を紡いできたオーナーとして、そして微力ながらこのミーティングの裏方を支えたスタッフとして。今回は、ひとつの「終わり」についての記録を遺します。 2026年4月12日・・・約18年という長い歳月にわたり、毎月恒例の風景として親しまれてきた、とあるロードスターミーティング(ミーティングOHT(仮称))が、その歴史に幕を下ろしました。もちろんずっと順風満帆だったわ […]
「かっこいいユーノスですね!」あなたのロードスター(NB、NC、ND)が、そう呼ばれたことはありませんか? え?全然違うし!私のクルマはマツダのロードスターだけど・・・なんて、NB型以降を所有する若い世代のオーナーにとって「ユーノス」という響きは、初代(NA型)にくっついている昔のブランド程度の認識かもしれません。しかし、1990年代初頭の日本において「ユーノス」という響きは、単なる販売チャネルの […]
1997年はマツダにとって経営再建を始めた大切な年。 この年末に開催されたイベント、東京モーターショーのブランドアイコンとして、NBロードスターはついにベールを脱ぎました。当然ファンの間では、直前まで予想合戦が繰り広げられており、ついにスパイショットの流出までありました。(ソースは前回に続き、miata.netです) 1枚の写真がリークした まずは、意図せずリークした写真に関して。 Spy Sho […]
今回は約30年前にさかのぼって、1997年当時の新型ミアータ(NBロードスター)スクープ情報をご紹介します。 1997年のロードスター、時代背景 1997年・・・それはマツダにとって、そしてロードスターファンにとって、不安と期待に満ちていた不思議な年でした。 バブル崩壊の後遺症で経営が傾き、フォード傘下に入ったマツダ。ブランドロゴが「フライング・M(いわゆるカゴメマーク)」に変わり、世間では「ロー […]
現実世界において物理的なサイズの変更はできませんが、あえて「大きさ」の基準を合わせてロードスターを比較すると、世代を超えたデザインの共通点が明確になります。面白いのは、この比較で一番コンパクトに見えるのがNCロードスターであり、一番大きく見えるのはNDロードスターであること。実際のサイズ感とは真逆になるんですね。 ちなみに、今でこそかなりコンパクトに見えるNAロードスターであっても、そのデビュー当 […]
今回は北米において返品騒動に発展した、NBロードスターの「パワーロス事件」のご紹介です。※いい話だけでなく、あらゆるNBの事実を残すことが、このWebのコンセプトです。 日本においては昔から、クルマの車格を「出力」「排気量」「ボディサイズ」といったスペックで判断する風潮があり、大きいほど上位とされてきました。特に、スポーツカーを語るなかで「エンジン出力」というテーマは、常にエンスージアストの関心を […]
時代の潮流とともにクルマの使い方も変わるもの。面白いのは「便利」になるだけでなく、かえって「不便」になってしまうこともあることです。一時期はなんでもデジタルに置き換わり、エアコンの操作までタッチパネルでおこなうような仕様がトレンドになりましたが、さすがに不便なことに気づいて「物理スイッチ」に回帰するような例もありますね・・・ 約35年以上、4世代にわたる歴史を持つロードスターは、見た目(デザイン) […]
マツダのプレミアム戦略、ユーノス ユーノス誕生の背景 1980年代後半から1990年代初頭における日本の好景気(いわゆるバブル経済期)において、マツダは国内市場における販売力強化と顧客層拡大を目指し、野心的な多チャンネル戦略を展開しました。これは既存のマツダディーラーに加え、新たに「ユーノス」「アンフィニ(当初マツダオート店、1991年に改称)」「オートザム」「オートラマ(フォード車販売)」という […]