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私はかつて、平成4年式のユーノスロードスター・Vスペシャルを愛車にしていました。緑のソリッドカラー「ネオグリーン」にタン内装、ウッド・インテリアの神がかった組合わせ。もちろんリトラクタブルヘッドライトも大好きでした。
投げ売りトミカ
リサイクルショップなどを探索すると、どうしても探してしまうのがロードスター関係のグッズ。たまた立寄ったショップで「Vスペシャル」のトミカが投げ売りされていました。でも少し様子が違う・・・トミカリミテッドです!
しかし、タイヤは無くなっているし、ホイールパーツも消えているし・・・とても残念な状態でした。それならば、直したくなるのが元Vスペシャル乗りの性です。プラモデルを作ったことがあれば、比較的簡単にできる作業なので、チャレンジです。
ロードスターの分解からレストアまで
まずは車体を分解します。トミカはボディ裏のカシメ部分をドリルやリューターで削り取れば分解可能です。100円ショップのピンバイスでも何とかなります。トミカリミテッドなので、ボディ背面も塗装されていますね。
分解完了!この少ないパーツ構成で出来ているトミカって凄いですよね。
レストアのドナーになってもらうのは、同じく塗装がボロボロで投げ売られていたレガシィです。こちらも分解して、板バネで固定されているタイヤパーツを外して、移植していきます。
タイヤパーツの固定をサポートするために、真鍮線でステーを作成しました。
ボディを組み合わせて、模型用ワックスで磨いたら・・・完成です!ちなみにコンパウンドをかけると塗装が剥がれてしまいます。細かいマーキングなどが消えてしまうのでご注意。
リアビューです。トミカリミテッドなので、テールライトやオーナメントも描き込んであります。奥にあるのは、同じく投げ売りになっていたNCロードスターです。
再塗装にチャレンジ
ロードスターがうまくいったので、もう少しチャレンジをしようと思います。同じくリサイクルショップでボロボロになった2代目プリウスのトミカを発見しました。駐車場やカーシェアを営業しているタイムズ社のプライズだったようです。
分解して、ヤスリで外装を削りました。トミカのボディは金属製なので、「塗装剥がし剤」でも破損せずにペロッと塗装を剥がせます。
金属のボディにメタルプライマーを塗って、その上で再塗装を行いました。ちなみにこの色は、私の父が乗っていたプリウスがモチーフです。
さらに、細部の塗装を面相筆で行い、クリアーのトップコートを吹きました。ウインドパーツもボロボロだったので、コンパウンドで磨きなおしています。
そんなわけで完成です。トミカなので、墨入れしないほうが味があったかもしれませんね・・・
意外にハマる、レストア作業
リサイクルショップに行くと「一山いくら」で投げ売りされている不憫なトミカ。でも、かつての愛車を「手のひらサイズ」で再現すると、とても愛着の湧くガジェットになります。敷居もコストも高くないので、チャレンジされてはいかがでしょうか!?
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