開発

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ロードスター擬装車

今回はロードスターのプロトタイプ車両に施した「擬装」ご紹介です。新車開発も佳境に入ってくると、メーカーは安全性や走行性能などを徹底的にチェックするために、市販モデルに近い状態でテストを行います。 未発表車種のデザインは、ローンチまで明らかには出来ませんので擬装(カモフラージュ)をエクステリア・インテリアに施します。意識して流出することもあるようですが、基本的には企業秘密を守るための装備です。 それ […]

クルマの熟成

クルマ、特にスポーツカーは育てていくもの・・・なんて概念をよく耳にしませんか。近年はモデルイヤーという考え方も浸透してきたので、平成〇年式とか、2019年式・・・なんて感じで、数年ごとのマイナーチェンジどころか、結構細かく仕様が変わって行きますよね。 マイナーチェンジによって新しいグレードが追加されたり、出力が強化されたり、メカが作りこまれたり、コストダウンをされたり・・・こんて悲喜こもごもをチェ […]

NAロードスターが割り切ったもの

次世代(NC)ロードスター開発のために書かれた、NA/NBロードスターの「感性エンジニアリング」論文。今回は補足エピソードを幾つかご紹介します。 NAロードスター(J58G)の開発は、有志の「残業と休日出勤」で進められました。限られた資源を有効活用するために、車庫に使われていたワンフロア(リバーサイドホテル)に集結し、手弁当での作業になりました。多段この場所は開発部署を横断した情報共有が可能になっ […]

ロードスターの人馬一体とは(後編)

エンジニアはクルマを開発するにあたり、速いクルマ、燃費のいいクルマ、品質の優れたクルマなど、開発目標が明確であればあるほど、高い精度で設計を行うことが可能になるそうです。 しかし「人馬一体」はあくまで「感性」をイメージした言葉。つまり、これを具体的にしないと設計に落とせません。そこで、エンジニアが設計図面をイメージできるよう、ロードスターにおける「人馬一体」は細かくブレイクダウン(分類)されていき […]

ロードスターの人馬一体とは(前編)

今回は「ロードスターの楽しさ」を可視化するために、NCロードスター開発時に発表された論文「感性エンジニアリング」を読み解きます。 「勘」を「感」に熟成していった ロードスターはデビュー当時から「人馬一体」というキーワードで語られてきました。でも、これの意味を問われると、なかなか答えづらくないですか?軽快なハンドリングなのか、馬力を使い切れることなのか、オープンで空気を感じることなのか。なかなか翻訳 […]

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