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メーター内の純正水温計ほど信用出来ないものはありません。針が動いたら中央でほとんど動かず、もし上ぶれてしまった時はかなりヤバイ時・・・だそうです。そこでリニア化にチャレンジしてみました。※これらの作業全ては自己責任になります
メーターフードを外す
メーターへのアクセスは、まずはメータフードの取り外しを行います。まずは、ステアリングコラムのカバーを止めているネジが下側になるので、対象の3箇所を外します。
すると、コラムカバーがゆらゆらしますので、パーティングライン(合わせ目)の上部を押すと外れます。一応、下部のネジを取らなくても上部のカバーを外す事はできますが、こちらの方が作業性は高いはずです。
後は気合いを入れて、かつ繊細に壊さないように・・・でも大胆に!メーターフードを水平に引きます!
フード自体は数カ所の爪で止まっているだけなので「バコン」と外れます。これ、斜めに引くと爪が割れるので注意です。これでメーターへアクセス出来るようになります。
メーターを分解する
フロントのネジを外すとメーターが外れますが、裏側には3つのコネクターがあるので、それも丁寧に外します。
取り外したメーターの蓋をマイナスドライバーで外していきます。爪で止まっているだけなのスンナリ行くはずです。
ここからは部屋での作業です。こちらが純正メーターのフロントです。社外の文字盤をつけられる方は、ここから針を取り外して作業になります・・・が、私はNBロードスター後期のホワイトメーターが気に入っているので、これでよしです。
このパーツを後ろから見て、こちらの3つのネジを外しますと水温計が外れます。
水温計を加工する
水温計の真下にある赤いコンデンサ。作業はこちらを外して直結させればOKです。とりあえず純正状態に元に戻せるように、半田コテで下側の線だけ外しました。
近所のハードオフでひと束100円で売っていた銅線を加工して、半田付けをします。あとは逆の手順でメーターを組み直していきます。
加工結果
いざ、走り出すと最初は動かなくて驚きますが、5分くらい走るとゆっくり動き始めます。なんとか成功のようです。夏場や渋滞時には明らかに上振れて、そこからファンが回って水温が下がる・・・なんてのを目視できるようになります。
半田こての作業が必要ですが、それほど難易度も高くないのもポイントです。