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真夏の炎天下に駐車している自動車は、いつ事件・事故が起きてもおかしくないくらい、えぐい気温上昇が起こります。
暑さのベンチマークとしてよくネタになるのが「ボンネットで目玉焼きができる」なんて話がありますが、衛生的に微妙なので違った形で実証実験を行いました。
灼熱地獄の夏場にて
ここ数年、夏季における気温気温は「記録更新」とか「観測史上初」なんて世界各地のレポートで耳にします。極地の氷が溶けて海抜上昇は始まっており、それが昨今の環境規制に繋がるロジックにもなっています。
ちなみに、日本気象協会では「暑さ」を下記のように表現しています。言葉を見るだけでもヤバさが伝わってきますが、夏場では普通に目にするようになってきました。
25℃以上 → 夏日
30℃以上 → 真夏日
35℃以上 → 猛暑日
40℃以上 → 酷暑日
<最低気温>
25℃以上 → 熱帯夜
30℃以上 → 超熱帯夜
一般的には晴れている日にオープンカーを楽しむイメージがあるかも知れませんが、夏場のオープンは自殺行為です。NA/NBロードスター辺りだとハードトップ(DHT)を装着してもエアコンはなかなか冷えませんし、燃費も下がるし、エンジンも元気がなくなるので、個人的にはドライブする気分にもなれません。なお、開発元主査のNCロードスターに乗せていただいた際も「夏場ではエアコンかけないと厳しいよ!」と、ガンガンエアコンを効かせてくれました。
閑話休題、こんな状況なのでスマートフォンの気象アプリや防災速報では、普通に灼熱地獄の予告が行われます。「極めて危険」外出は控えて運動は中止。就寝前の水分補給は忘れずに・・・なんて内容ですね。
昭和だと子供は外で遊べ、エアコンなんて贅沢だ・・・なんていわれていた時代もありましたが、現代でその考え方は危険、虐待行為です。時代は変わっているんですよね。
ダッシュボードで温泉卵
外気温が35℃(猛暑日)になると、駐車している自動車の室内温度はゆうに50℃を超えるそうです。特に濃色ボディかつ、ダッシュボード近辺は80℃近くまで上昇するとか。そこでピンと来たのが温泉卵。
電子レンジなら1分で出来るレシピもありますが、本場の温泉では「80℃の熱湯へ1時間浸す」ことで、トロトロ黄身の半熟卵が出来上がるとか。日本全国が「酷暑日」予報が出ているタイミングにて暑いなかクルマを酷使する気にもならないので、放置されている愛車でチャレンジすをしてみました。
用意したのはコンビニで購入した生卵のパックと、駐車場で程よく加熱された愛車です。ワインレッドのボディに黒いハードトップと、クルマが熱くなる条件はがっつり揃っています。
そこで、灼熱地獄のダッシュボードへパックをそのまま置きました。
さらに熱が逃げないように、密閉します。(ただ窓を上げているだけ・・・)
温める時間は、マージンも踏まえて12時〜14時の2時間と、少し長めに放置してみました。
どちらにせよ、チャレンジされるかたは自己責任で!
いざ、卵を割ってみると・・・
それでは2時間後、卵を取り出して見ると・・・殻がホクホク状態で、触ると熱いくらいです!。割ってみると!?
見事な温泉卵状態になっていました!しかも、想像していたよりも美味しい!
ちょっと時間を置きすぎたからか、黄身は半熟よりも少し固くなっていました。それでも、適当にやった割にはうまくいったと思います。
時間を調整すれば、ロードスターで「ゆで卵」
別日、前日より暑くなることは予報されていましたが、朝9時の段階でも地獄のような紫外線が降り注いでいます。
天気予報アプリを確認すると、えげつない数字が並んでいます。同じように卵を温めてみましょう。
流石にサンシェードをしないと内装が焼けてしまうので、隙間を作って卵を配置しておきます。
前回よりプラス1時間、朝9時〜12時と3時間ほど温めたら、見事な「ゆで卵」になっていました!もちろん美味しくいただきました。
「走る、触る、見る」と楽しめるロードスターの「乗り味」は好評ですが、本当の「味」も楽しめるということで・・・まぁ、温泉卵を作ろうぜ!って話ではなく、これくらい暑いので気を付けて欲しいというトピックでした!
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