開発

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無駄を削いだNBロードスター(C-1)

貴島さんのインタビューも、もともとの趣旨である「NBロードスター」の話に入っていきます。一応お断りしておきますが、NBロードスターは約20年前のクルマです。一部、ぶっちゃけすぎな内容は笑って読んでください。 貴島さんのプロフィールはこちら NBロードスターの開発背景 NBの開発スタッフは、感覚的にほぼ100%(NAから)継続していたと思う。何人か退職した人はいたけれど、慣れた人間がいいから継続して […]

RX−8とNCロードスターの関係

私は以前RX−8のオーナーでもありました。エイトは本当にオーナーシップを満喫できるクルマでしたが、オーナー自身が試される部分もありまして・・・それで降りざるをえませんでした。 さておき、元オーナーとしては何か情報があれば積極的にチェックしてしまいます。そんな中、すこし気になるトピックを見つけました。 おぼえていますか、RX-01 それは2015年に発売された「ハイパーレブRX−8」内の小田昌司氏イ […]

NBロードスターは軽いのか?

今回はNBロードスターの重さの話です。LWS(ライトウェイトスポーツカー)といえば、この地球上に重力が存在する限り「軽さ」が絶対的な性能になります。 特にロードスターは、モデルチェンジ毎にエンジニアの拘りをみることができるのですが、世代が進むと重くなっていく・・・という印象になりがちです。では、本当に「重いのか?」という所を紐解いていきましょう。 前提として、NAロードスター 先ずは前提として、N […]

ロードスター擬装車

今回はロードスターのプロトタイプ車両に施した「擬装」ご紹介です。新車開発も佳境に入ってくると、メーカーは安全性や走行性能などを徹底的にチェックするために、市販モデルに近い状態でテストを行います。 未発表車種のデザインは、ローンチまで明らかには出来ませんので擬装(カモフラージュ)をエクステリア・インテリアに施します。意識して流出することもあるようですが、基本的には企業秘密を守るための装備です。 それ […]

クルマの熟成

クルマ、特にスポーツカーは育てていくもの・・・なんて概念をよく耳にしませんか。近年はモデルイヤーという考え方も浸透してきたので、平成〇年式とか、2019年式・・・なんて感じで、数年ごとのマイナーチェンジどころか、結構細かく仕様が変わって行きますよね。 マイナーチェンジによって新しいグレードが追加されたり、出力が強化されたり、メカが作りこまれたり、コストダウンをされたり・・・こんて悲喜こもごもをチェ […]

NAロードスターが割り切ったもの

次世代(NC)ロードスター開発のために書かれた、NA/NBロードスターの「感性エンジニアリング」論文。今回は補足エピソードを幾つかご紹介します。 NAロードスター(J58G)の開発は、有志の「残業と休日出勤」で進められました。限られた資源を有効活用するために、車庫に使われていたワンフロア(リバーサイドホテル)に集結し、手弁当での作業になりました。多段この場所は開発部署を横断した情報共有が可能になっ […]

ロードスターの人馬一体とは(後編)

エンジニアはクルマを開発するにあたり、速いクルマ、燃費のいいクルマ、品質の優れたクルマなど、開発目標が明確であればあるほど、高い精度で設計を行うことが可能になるそうです。 しかし「人馬一体」はあくまで「感性」をイメージした言葉。つまり、これを具体的にしないと設計に落とせません。そこで、エンジニアが設計図面をイメージできるよう、ロードスターにおける「人馬一体」は細かくブレイクダウン(分類)されていき […]

ロードスターの人馬一体とは(前編)

今回は「ロードスターの楽しさ」を可視化するために、NCロードスター開発時に発表された論文「感性エンジニアリング」を読み解きます。 「勘」を「感」に熟成していった ロードスターはデビュー当時から「人馬一体」というキーワードで語られてきました。でも、これの意味を問われると、なかなか答えづらくないですか?軽快なハンドリングなのか、馬力を使い切れることなのか、オープンで空気を感じることなのか。なかなか翻訳 […]

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