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世間一般的には大絶賛、ロードスター業界(?)ではあらゆる意味で賛否両論。私個人的には超クールな「MX-5 RF」「ロードスターRF」。RFは「リトラクタブル・ファストバック」の略称だそうですが、リトラクタブルというだけでロマン指数が上がる気がします。
NDロードスターの幌モデルがマツダ・ロードスターの”継承”ならば、RFは”もっともNDロードスターらしい”スタイルであると、私は勝手に思っています。
MX-5 spider concept
さて、RF発表前の事前予想ではルーフ(屋根)は全開になると、誰もが思ってたのではないでしょうか。こちらは2015年のラスベガスSAMAショーで公開されたコンセプトカー「MX-5スパイダー」ですが、流麗なルーフラインがとてもカッコいい。
ビキニトップとはいえ、ルーフラインはクーペスタイルを連想させ、「NDロードスターRHT(仮)」はどうやってメカを組み込むのだろうか・・・想像したものです。
せっかくなので、ルーフラインを比較してみました。スパイダーはトランクの開口部(パーティングライン)を利用して後ろを止めていますが、RFはトランク脇までCピラーが伸びてラインを稼ぎます。これにより、より流麗に・腰高感も解消されていくのです。(フェルリッドを起点に比較するとわかります)
同じく上から見ていきますと、ビキニトップの終着点がトランクあることがわかります。確かNCロードスターのビキニトップもトランク裏にフックで屋根を止めていましたので、同じ方式かと思われます。
このビキニトップ、なかなかの完成度ではありますが・・・NDの幌は素晴らしい出来なので、公式で市販される可能性は低いかも知れませんね。
こちらはRF。トランクの脇にまでCピラーが伸びているのがわかります。トランク容量は一緒とのことなので、トランク形状も一緒かと思っていたのですが分割線が異なっていますね。ちなみに幌車とRFのパーツ変更点は8点しかないそうです。
さらに並べて比較する
NDロードスターのファミリーは、一見すると同じ表情に見えます。
しかしリアビューから見ると、グレードによる違いというか、アイデンティティがある感じですね。
折角なので、幌モデルも並べてみました。残るは「ハードトップ」・・・結局発売しなかったりして。
幌モデルは、ドアサイドからリアフェンダーまでのキャラクターラインを「魂動デザイン」の過剰演出と捉える方もいて、リアボリュームが過多に見える・・・といった話もありましたが、RFになって「なるほど、そういうことだったのか!」って感じることができます。
どちらにせよロードスター/MX-5はみな兄弟。次世代ロードスターもどんな子になるか、楽しみですね。
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