マーブルホワイトのNCロードスター

マーブルホワイトのNCロードスター

自分が〇〇を手に入れるなら・・・そんな妄想を持つことはありませんでしょうか。私、そういう妄想のために中古車検索サイトを眺めていたりします。

一番チェックするのは勿論NBロードスターですけれど、ロードスター全般を吟味しながら、退屈な通勤時間の肥やしにしています。そこで、すぐに購入するわけではありませんが、今回は私が欲しいと思っているNCロードスターの話です。

RHTに「白」が設定されなかった理由


結論から申しますと、私はNC1ロードスターのRHT(パワー・リトラクタブル・ハードトップ)、「マーブルホワイト/VS内装」があれば、一番の神チョイスだと思っています。しかし、NC1~2(初期)まで設定されていたカタログカラー白、「マーブルホワイト」にはRHTの設定がありません。

当時のアーカイブを調べてみると、RHTのデザインにおいて、屋根からトランク、RHT収納部分(蓋)にかけて「パーティングライン」・・・つまり、継ぎ目が目立ち、デザイナー側の要望で不採用になったとされています。


RHTの「屋根の造形」が膨張色である「白」がアンマッチであり、分割線の煩雑さ、トランクまでの間延び、色で重く見えてしまうという・・・という、そんな理由でライトウェイトを売りにするのであればシンプルでいくべき、という哲学からの不採用でした。

事実、ルーフの根元を比較してみるとこれだけの差(赤線)があり、そのバランスを取るためにRHTはトランクを高くしてあります。見慣れるまで「寸詰まり」を感じるのは、その為でしょう(それがデザインの味でもありますが)。


コペン・セロでも同じ現象がみられます。先代と違い「黒いハードトップ」で違和感を打ち消そうとしていますが、キャビンが小さめなのと、リアガラスが立っているので・・・クローズにすると、膨張色である「白」であれば、なおさら絶壁が強調されるはずです。(これを味と捉えれば、どハマリしますけどね)

マーブルホワイトとは


しかし、ロードスターはNC2にマイナーチェンジした一年後、市場のリクエストに応えた形(?)でクリスタルホワイトパールマイカの白RHTが選択出来るようになります。しかしカタログには、頑なに「白のRHT」は掲載されませんでした。20周年記念車で存在が解禁される感じです・・・


ちなみに限定車のBLACK TUNED(黒のハードトップ)はとてもカッコいいのですが、個人的にNCロードスターは「クリスタルホワイトパール」ではなくNC1の「マーブルホワイト」にこだわりたいです。


マーブルとはどんな意味かとすれば「大理石」です。この色は後にRX-8のロータリー40周年記念車にも採用されましたが、当初はNCロードスターのカタログカラーかつ専用色でした。

どんな色味かといえば、若干赤みのかかった暖色系の白。例えるならばコスモスポーツの白とか、歴代ホンダタイプRの「チャンピオンシップホワイト」にイメージが近しいです。この暖色系の白は、いい意味で未来的なNC1に、血の通っているような・・・生物の息吹を感じます。


NA~NBロードスターのボディカラーはソリッド・ホワイトかつ寒色系だったものを、わざわざNC用に開発したという点でも心意気を感じます。しかも、VSグレードの内装「サドルタン」とのマッチングも、やはり神がかっています。

ロードスター50周年の頃に


NDロードスターが活躍している現在、あらためてNCロードスターを見返すと、初代ロードスターのアイコンをモダナイズしたデザインなので、こちらの方が「未来のロードスター」という感じがします。20年後、つまりロードスター50周年くらいにはNCとNDが「逆の登場順」で並んでいても、違和感はないと思います。


また、このマーブルホワイト、現存台数は少ないであろう限定車3rdジェネレーション・リミテッドの赤内装モデルも存在するようです。白と赤の融合は、日本人ならばときめかなきゃ嘘です。あまりに希少すぎて、出会ったことがありません・・・

マーブルホワイトRHTがあれば、超欲しいとなるのですが、メーカーのこだわりで「出さなかった」というのであれば、それが正解だったのでしょう。

NCロードスター様々な開発の制約があった中でも、グラム化作戦とか軽量化とか、それこそ色味に至るまでこだわっていて、その心意気にとても感銘を受けます。

だから私は、NCロードスターの「マーブルホワイト」が欲しくて、ついつい中古車サイトを眺めてしまうのです。

関連情報:

クリスタルブルーメタリックのNBロードスター

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