貴島孝雄さんインタビュー(2017)プロローグ
NBロードスターを振り返るアーカイブとして、NAロードスター後期、NB・NCロードスターの開発主査をされていたミスター・ロードスター貴島孝雄さんに時間を頂き、たっぷりとロードスターの話を聴きに行って来ました。 2017年と、2018年の夏に山口東京理科大学の貴島研究室にお伺いした内容を、複数回に分けてレポートさせて頂きます。 貴島孝雄さんプロフィール 今更ではありますが、貴島さんのプロフィールをご […]
NBロードスターを振り返るアーカイブとして、NAロードスター後期、NB・NCロードスターの開発主査をされていたミスター・ロードスター貴島孝雄さんに時間を頂き、たっぷりとロードスターの話を聴きに行って来ました。 2017年と、2018年の夏に山口東京理科大学の貴島研究室にお伺いした内容を、複数回に分けてレポートさせて頂きます。 貴島孝雄さんプロフィール 今更ではありますが、貴島さんのプロフィールをご […]
クルマは乗ってみなければわからない。今回は友人のユーノスロードスター、ワンオーナーのNA6(1600cc)中期型をお借りしました。私自身、20年以上前に同じ世代のユーノス(NA6:Vスペシャル)を所有しており、その懐かしい記憶を辿りながら走りました・・・が、記憶と全然違って、いい意味でショックを受けました。 なぜなら、今回のロードスターは「NOMALベース車(※)」という、いわゆるベースグレード。 […]
1989年。古き良き時代を継ぐ【現代】のライトウェイトスポーツカーとして世界中から絶賛されたユーノスロードスター(NA)。さらにロードスターは「オープンの楽しさ」「走る楽しさ」「スタイリングを眺める楽しさ」の熟成をテーマに掲げて、2代目(NB)へフルモデルチェンジを果たします。 そんな初代から数えて10年後、特別なNBロードスター「10周年記念車」が発売されました。 To build the sp […]
NDロードスターのプロローグ 今から約10年前・・・2014年9月4日(木)に舞浜アンフィシアターにて、NDロードスターの「デザイン」を公開する公式イベントが開催されました。当時、メーカーがメディア(プレスリリース)ではなく、ファンに向けたデザイン発表を優先させたことは異例であり、マツダの心意気には誰もが驚きました。 カッコいい?カッコ悪い?予想通りだった?想像を超えてきた? 様々な感情が会場の空 […]
2024年5月26日(日)に開催された「軽井沢ミーティング2024」のトークショー第一部において、貴島元主査とNAロードスターのオリジナルデザインに関われたトム俣野さん(俣野努氏)が登壇されました。 俣野さんといえば、北米マツダのデザインスタジオにてマツダデザインを指揮されていたひとり。アメリカ発の企画だったロードスターにおいて、海外目線の話はとても貴重であり、約40分にわたるトークショーは刺激的 […]
一昔前と違って、今は動画アーカイブを気軽に閲覧できる時代になりました。そこで、今回はロードスター関連のおすすめ動画をいくつかご紹介させていただきます。 Long Live The Roadster Drivers Around the World Celebrate the Mazda MX-5 Miata 第4世代マツダMX-5ミアータ(ND)の登場を記念して、世界中のMX-5オーナーからロード […]
マツダミュージアム 2023年10月土曜日特別開館レポート from テンサン ~2代目ロードスター生誕25周年特別イベント~ 貴島孝雄元主査特別トークセッション はじめに 初めまして広島在住のマツダ好きテンサンと申します。 今回NBロードスターアーカイブ主催者様が関東からのご来場が難しいということで、広島在住の私がレポートすることになりました。不慣れな文章にてお送りさせて頂きます事をご容赦頂けれ […]
当サイトは、歴代ロードスターと比較して「NBロードスター」の情報だけがWebで極端に少ない(しかも間違っている)ことが歯がゆくて、せめて分かっている事だけでもWebの海に残しておこう(アーカイブしよう)と思ったのが、スタートしたきっかけでした。 従って、NBロードスターを軸にした記事が多くあるのですが、それを追いかけていると自ずと後継車の「NCロードスター」を調べる結果に繋がりました。 NCロード […]
初代86は久々の新型スポーツカーという事で話題が絶えず、そのひとつにオープンカー計画が存在していました。これらは既にカタログでも予告され、生産計画まで至るも、諸事情からプロジェクトは中止されました。 キャラクターが近いNDロードスターと共演ができず、とても残念です。 ライバルのデビューにロードスター主査が! 2021年に2世代目がデビューする「トヨタ86(GR86)/スバルBRZ」は、スポーツカー […]
ユーノスブランドの最後を飾ったNAロードスター「SRリミテッド」。SRの意味は当時の雑誌に書かれた「さよならリミテッド」がファンの間で定着していますが、実はカフェレーサーの語源である「Standerd Rosdster」ではないかと考察をしました。 最後のユーノス「SRリミテッド」 1989年、国内の新規自動車ブランドとして誕生したユーノス。そこで販売されるクルマは「PROJECT EUNOS」シ […]
2018年、NBロードスター20周年企画としてNA/NB/NCロードスターの主査をされた貴島孝雄さんにインタビューを行いました。そのまとめページです。 なお、20年前のインタビュー記録では、すでに先を見越した解答をされています。少し引用をしますと・・・ 「ラテン系が上手いのは、内装にボディカラーを取り込み、ビジュアルにスポーツカーを訴えていること。結局文化の違いなので、現在の日本ではまだ難しい。そ […]
NB20周年企画・貴島さんインタビューの最後は、NBロードスターを開発コンセプトと、結果として現在までの「マツダ・ロードスター」の方向性を決定づけたエピソードです。 改めてNBロードスターのプレスキット(広告商材)には今回のキーワードが記載されており、ナマで話を伺った際に「なるほど、そうだったのか」と改めて気づくことになりました。NBロードスターが誕生するまでの葛藤、ご堪能ください。 以下、貴島さ […]
NB20周年インタビューもラストスパート。今回も貴島イズムをご紹介します。 「クルマはただの工業機械ではない」とは、マツダは魂動(こどう)デザインを発表する前から発信していたメーカーでした。その信念を言葉にしたものが「Zoom-Zoom」であり「Be a Driver」であり、そして「人馬一体」です。 このような「クルマ作りの哲学」を、ロードスターのエピソードを交えながらご紹介します。 以下、貴島 […]
今回は公益社団法人自動車技術会にて講演・寄稿された貴島さんの論文「感性豊かなものづくり 技術者の葛藤(2018)」をベースにした、貴島イズムのエピソードをご紹介します(※論文内容は2018年1月のNBロードスターMTGでも共有されました)。 試行錯誤しながらも、世界的なライトウェイトスポーツのベンチマークにまで昇りつめたロードスター。NA、NB、そしてNCが目指した「乗り味」の方向性が見えてくると […]
今回はNBロードスターに続いて、貴島さんが3代目ロードスターの主査をされていた際のエピソードをご紹介します。 自動車の開発はおおよそ4年かかるそうですが、2005年発表の3代目NCロードスターをそれで逆算すると、2000年前後・・・つまりNB後期が現役だった時代に開発はスタートしていたことになります。つまり、ロードスターの進化におけるNBとNCは、ある意味ワンセットなのです。 その辺りを踏まえて、 […]
NB20周年インタビュー、今回もNB開発エピソードのご紹介です。 オープンカーは車体剛性が低い・・・初代ロードスター時代にはよく耳にした話ですが、これは意図的に「味付け」されたものであり、年次改良でアップデートされていったボディ補強が、それに違和感を覚えるユーザーに対応したものとされています。 NBロードスターはそれを踏まえ、メーカーしか出来ない「ボディを骨格から見直した」ことが特徴のひとつです。 […]