ロードスター「スピードスター」コンセプト
スピードスターとは 「Speedster」・・・スピードスターという言葉は、辞書では「スピード狂、非常に速いドライバー、速いクルマ」と訳されます。一方、クルマのジャンルとしての「スピードスター」となると明確な定義はなく、「オープンカー」がロードスターやスパイダーといわれるように、「軽くて速いクルマ」に対するペットネームとして採用されることが多いようです。 そのルーツは今から約100年前、歴史的な量 […]
スピードスターとは 「Speedster」・・・スピードスターという言葉は、辞書では「スピード狂、非常に速いドライバー、速いクルマ」と訳されます。一方、クルマのジャンルとしての「スピードスター」となると明確な定義はなく、「オープンカー」がロードスターやスパイダーといわれるように、「軽くて速いクルマ」に対するペットネームとして採用されることが多いようです。 そのルーツは今から約100年前、歴史的な量 […]
今回はロードスターの特徴のひとつである足周り・・・ダブルウィッシュボーン式サスペンションのストーリーをご紹介します。ただし、この領域はこだわりのある方や専門職にされているプロが多くいらっしゃるので、あくまで一般論として記載させていただきます。 ダブルウィッシュボーンの採用経緯 NAからNDまでの歴代ロードスターにけるメカの大きな特徴として「独立懸架式」の足周り・・・つまりダブルウィッシュボーン(も […]
相互扶助の仕組みが活用される自動車保険は、クルマの仕様、用途だけではなく、乗られ方・・・つまり、ドライバー(オーナー)の傾向をもとに、「保険料率」と呼ばれるスコアリングを客観的におこない、保険料算出の参考にしています。 保険料の金額はこれが全てではなく、保険会社自身のレギュレーションやクルマの走行距離、ドライバーの免許証の色、当人の事故率など様々な要素を加味したうえで試算されていきます。 ただ、保 […]
2019年に再デビューを果たした90系の「スープラ」は、デビュー当時にマニュアルトランスミッション(MT)が「採用されない」ことが話題になりました(※2022年から追加されています)。 当時、開発チーフエンジニアである多田氏の「スポーツカーにMTって必要ですか?」というインタビュー記事がメディア各所で掲載され、話題になった記憶が残っている方もいるのではないでしょうか。それらの記事自体もタイトルで若 […]
初対面の方に「中古でロードスターが欲しいのですが、歴代(NA〜ND)で何がおススメですか?」と、質問をいただく機会がありました。 これは聞かれて嬉しい質問である反面、一言で回答するのはとても難しい内容です。クルマは安い買い物ではないし、先方の価値観(どんな乗り方がしたいのか)によって伝えたい内容が変るからです。 間違いなくいえるのは、中古車であれば「好みの色とカタチ(世代)に乗れば満足できる」とい […]
ここ最近のエネルギー高騰 2022年現在、欧州情勢を起点にした流通・経済の不安から様々な物価に影響が出ています。スポーツカーで燃費を語るのはナンセンスかもしれませんが、維持コストという点を鑑みれば、給油ごとに財布が軽くなるのは考えものです。 オイルショック前はさておき、90年~00年代のガソリン価格は「リッター120円」を下回る(100円を切ることもざらにあった)こともありましたが、ここ数ヶ月はリ […]
王者フェラーリが凄いのは、誰がどう見てもカッコいいクルマを作ること。春先に発表されたローマは、どのメーカーも諦めていたスラントノーズを復活させました!リトラが厳しい昨今、最後のスポーツカーデザイン・アイデンティティかも知れません。 スポーツカー冬の時代、再び? 新型コロナウイルスを発端にした世界的な経済混乱のなか、さまざまな事業・プロジェクトの軌道修正が始まっているようです。リーマンショックや東日 […]
現行型のクルマならまだしも、ロードスターも古ければ30年前のクルマ。旧車と呼ぶには早いけれど、90年代のクルマは既に「ネオクラシック」とよばれるカテゴリーに属します。 そんな古い相棒を長く楽しむために、いたわりすぎて困ることはありません。今回はそんなトピックです。 必要?不必要?「暖機運転」 かつて、自動車エンジンの燃料噴射装置がキャブレターだった70年代までは、エンジンが冷えていたら「暖機運転」 […]
2018年、NBロードスター20周年企画としてNA/NB/NCロードスターの主査をされた貴島孝雄さんにインタビューを行いました。そのまとめページです。 なお、20年前のインタビュー記録では、すでに先を見越した解答をされています。少し引用をしますと・・・ 「ラテン系が上手いのは、内装にボディカラーを取り込み、ビジュアルにスポーツカーを訴えていること。結局文化の違いなので、現在の日本ではまだ難しい。そ […]
インタビューを終えて NBロードスター20周年インタビューはいかがだったでしょうか。 振り返りますと今から約20年前は、インターネットはPC必須のISDN回線(電話回線)であり、携帯電話は持っていること自体がステータスであり、家庭用ビデオゲームはプレイステーションの牙城を崩そうと、ニンテンドー64やドリームキャストなどがデビューしていったような時代でした。 国内はバブル不況を脱しつつも就職氷河期が […]
NB20周年企画・貴島さんインタビューの最後は、NBロードスターを開発コンセプトと、結果として現在までの「マツダ・ロードスター」の方向性を決定づけたエピソードです。 改めてNBロードスターのプレスキット(広告商材)には今回のキーワードが記載されており、ナマで話を伺った際に「なるほど、そうだったのか」と改めて気づくことになりました。NBロードスターが誕生するまでの葛藤、ご堪能ください。 以下、貴島さ […]
NB20周年インタビューもラストスパート。今回も貴島イズムをご紹介します。 「クルマはただの工業機械ではない」とは、マツダは魂動(こどう)デザインを発表する前から発信していたメーカーでした。その信念を言葉にしたものが「Zoom-Zoom」であり「Be a Driver」であり、そして「人馬一体」です。 このような「クルマ作りの哲学」を、ロードスターのエピソードを交えながらご紹介します。 以下、貴島 […]