NBロードスターのボディカラー(国内編)

NBロードスターのボディカラー(国内編)

今回は謎が多いとされる、NBロードスターのボディカラーラインナップの話です。結論から書きますと、国内のNBロードスターは全26色存在し、これは歴代ロードスターで最もカラフルなラインナップになります。

NBロードスターはグレード構成も複雑で、よくいえば熟成を重ねてきた恩恵として豊富に装備を選択できたのですが、悪くいえば迷走を重ねた歴史かもしれません。

ただ、当時はフォード傘下でマツダブランドを再構築していた時期でもあり、当時のキャッチフレーズ「Zoom-Zoom」溌剌(はつらつ)さをイメージする言葉ですから、NBロードスターはビビッドなカラーが多いことも特徴になります。

NB1 1998年1月~2000年6月(約2年半)


量産を行う上で制約の多かったNBロードスターのボディカラーは、マツダ他車種の流用になります。ただ、1色だけは専用色の開発が許されたそうです。

そこでNBが選んだのは「エボリューションオレンジマイカ」。しかし悲願の専用色は1年でカタログ落ち・・・また、同時開発の「グレースグリーンマイカ(ちなみにカペラへ流用)」も用意され、これはNB4の前半まで「VSグレード専用色」として設定されていました。(一応、Web-tunedとNB4ターボでも選択できました)。

<マツダ技法より転記>
幅広いカスタマー層をカバーするため7色のボディカラーを設定。アイキャッチカラーとしてオレンジメタリックを追加した。
また、個性を強調するグリーンカラーを、抑揚のあるスタイルに合わせ、動きのある色にするため、従来のソリッド系からメタリック系に変更した。


限定車の色は「イノセントブルー」がRX-7(5型のテーマカラー)、「アールヴァンレッド」はユーノス800、ユーノスロードスタ限定車VR-Aと同じ色になります。

NBロードスターはエアバックが標準装備でしたが、グレード構成のトピックとしては【標準車】(B記載)が設定され、固定アンテナ、オーディオレス、手動サイドウィンド、スチールホイール、(のちにエアコンレスモデルも追加、車重990kg)というものがありました。あまりにレア過ぎて、出会うことはほぼない伝説のグレードだと思います。

NB2 2000年7月~2002年6月(約2年)


フルモデルチェンジばりに、中身ががっつりテコ入れされたNB2。新色の「クリスタルブルーメタリック」はオートカラーアウォード(AUTO COLOR AWARDS)にてイヤーカラーを受賞しています。また、定番色も銀、青、白がマツダ他車種にならって新色に。地味にクラシックレッドもカラーコードが変更(SU→A3E)になっており、色味が違うといわれていますが、現在残っているNBは経年劣化があるでしょうから詳細は不明です。

限定色に関して「ブラックマイカ」はメタリックな黒で、初期CX-5にまで採用されている息の長い色。「スターリーブルーマイカ」はマツダスピードの印象が強いですが、デミオでも有名です。「チタニウムグレーメタリック」はRX-7の最終限定者スピリットRと同色、サンバーストイエローは言わずもがな、マツダスポーツカーの黄色でWebTuned限定です。

グレード構成として、標準車の廃止、MパッケージがMに名称変更、RSⅡの追加(赤内装)、1800CCのハイオク化(馬力145ps→160ps)とフレーム強化、レースベースのNR-A、そしてインターネットでグレードをアレンジできるWebTunedロードスターがリリースされました。

NB3 2002年7月~2003年8月(約1年)


さて、国内ではライバル百花繚乱状態で「今更ロードスター買うの?」なんて言われていたNB3時代。排気ガス規制対応で1800の馬力が落ち(カタログ値はそのまま)ましたが、エンジンチェックランプ・燃料計の搭載や、自己診断機能にOBD2採用、撥水ドアガラス、チャイルドシートアンカー、Aピラートリムの形状変更といった作り込みがされています。

「スプラッシュグリーン」はDYデミオのテーマカラー、「ガーネットレッド」はファミリアセダンに同じ色があります。「セリオンシルバーメタリック」は緑がかった銀色の、NB4最終時まで売れ残っていた伝説の限定車・・・でも、走りに特化した素性を持っているすごい子で限定ホイールを履いていたりして。ちなみにデミオに同色が存在します。

グレードはVSにコンビネーションA(黒革内装)とコンビネーションB(ライトタン内装)が追加されました。滅多に見ることのないVSコンビネーションAですが、NB4までは全て純正色にあわせてコーディネートが可能になります。

NB4 2003年9月~2005年6月(約2年半)


他マツダ車はアスレチックデザイン(RX-8、アテンザ、アクセラなど)に変わっていますが、変わらず販売継続されたNB4。新色は基本他マツダ車と同じです。トピックとしてはインテリアにシルバーアクセント採用、ナルディ廃止、革シート質感向上、運転席バイザーにもバニティミラーが採用されました。

色味に関して「チタニウムグレーメタリックⅡ」は前のチタニウムグレーと色味が違います。こちら息の長い色で、RX-8初期から最終限定車スピリットRまで続く渋い色。「ベロシティレッド」はRX-8のテーマカラー。また「ライトニングイエロー」はクーペとWebTunedでしか選べなかった色です。

グレード追加は屋根のついたクーペ(タイプA,タイプE含む)とターボがありますが、当時マツダの工場で大規模な火災が起き、モデル末期の不人気さもあり販売予定数が達成できませんでした。

まとめ


以上、国内のNBロードスターは全26色、グレードは27になります。全てのNBカラーラインナップが一堂に会する日は来るのでしょうか?40周年ミーティングには、NBは大幅に死んでいそうだし・・・

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