重箱の隅(ごめんなさい)

重箱の隅(ごめんなさい)

毎年7月あたりにRCOJ主催にて横浜マツダR&Dセンターで開催される「ロードスター展」。ロードスター乗りであれば思わず唸る展示をすることで有名です。今回は、貴重なコンセプトカーが展示された2012年のレポートです。

フォトレポートなどはメディア記事や個人ブログで拝見することが出来ますが、ここはひねくれて重箱の隅をチェックしたレポートです。決して馬鹿にしているのではなく、リスペクトしているからこそ「勿体ない」と感じた・・・そんな話です。


さて、横浜R&Dセンターへのアクセスは、自動車であればスムースに行けると思いますが、当日は出張帰りだったのでアクセスの関係でJR横浜線「大口駅」から向かいました。しかし徒歩は(開催時期が夏場なので)かなりの地獄です。

道中は誰一人歩いていなくて、吹き出す汗に徒歩で向かうのがいかに無謀な行為か実感しました。マツダのアイコンを見て心休まるのは、訓練されている信者の証ですね。

到着すると、ロードスターの歴史に触れる展示を拝見することが出来ました。

プロトタイプV705


「サンタバーバラの冒険」で有名な実走モデル、プロトタイプ「V705」です。FRファミリアをベースにして、「SA22C」の脚回りが組まれています。近年はミニカーが発売されたり、さまざまな誌面でも確認することが出来ます。


でも、やはり伝説のクルマですから、実車を見るのはなかなか乙な感じです。しかし・・・当日はよく見るとトノカバー部分が外れていました。


隙間を覗き込むと、幌が格納されていました!ただ、保存状態は正直・・・それなりでした。遊園地の古い遊具のごとく、角が欠けています。樹脂ボディのテストとして作られていたはずなので、積層からもそれが分かります。

保存しているコンセプトカーですからなかなか手を入れる事は出来ないでしょうが、せめてタッチアップしたいですね・・・(それともこのままで残すのが流儀なのでしょうか?)


実走したのは3000kmほどだそうです。手巻き式のウインドレギュレーターが時代を感じる、なかなか風流な形をしています。もちろんオーディオはラジオのみ!

試作クーペ「F010」


みんな大好きロードスタークーペ!海外産の「Miata Mcoupe」でも、「M2 1008」でもなく、横浜で保管されていたファストバッククーペの試作モデル「F010」です。デザインは当時のデザイン本部長 福田成徳氏で、後のNBロードスター・クーペのデザインにも活かされています。


しかし、こちらもよく見ると、バンパー下がっているしマフラー腐っている・・・デザインモデルが残っている事に意義がある感じです。実際はコストが合わず量産を断念したそうです。


リアハッチが開口できるようなので、車内から撮影です。面白いのは、リアウインド下にスペアタイヤが配置されていました。しかし、このままでは雨漏りしますね・・・

ロードスタークーペ


こんな感じで拝見しましたが、一番完成度が高く素敵だったのは「NBロードスタークーペ」でした。メーカーラインで販売された車種である事はもちろん、Cピラーのラインが神すぎるのと、純正サイドステップのマッチングが素敵でした。

そして帰り道、お知り合がいたら駅まで乗せて貰おうと思たのですが、そんな都合がいい事もなく・・・灼熱地獄の中を歩いたのでした。

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