ドアモールの交換(&真実)

ドアモールの交換(&真実)

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懸念事項のひとつだった、経年劣化したドア回りのウェザーストリップの交換を行いました。機能的にはまだまだいけたのですが、ゴム由来のパーツが綺麗だとクルマが締まって見えるからです。

塗装の誤魔化しは、目先の処置


モール自体はゴムパーツ主体でできているので、ラバースプレーの上塗りでいけるのではと試してみました。

なお塗装前のモールは「つや有り」ですが、経年劣化によりザラついています。アーマオールである程度は誤魔化せますが、1か月もしないうちにみすぼらしい感じになっていました。


なお、ドアモール(正式名称ウェザーストリップアウター)自体はドア前後にあるピンを外して、上へ引き抜くと外すことが出来ます。再利用の際にはモールに「アルミの芯」があるので、荷重をかけすぎて曲げないように注意が必要です。


モール自体は5箇所のクリップで止まっており、構造はNA/NBロードスター共通です。外したモールの下はとても汚れているので清掃のし甲斐があると思います。

 
塗装に使用したのは、以前ドアミラーを塗装した「ラバースプレー」です。薄く均一に5回ほど吹くと、いい感じにマット(つや消し)になりました。


再装着はドアに残ったクリップを流用します。爪をマイナスドライバーなどで穿(ほじ)るとあっさり外れます。モールに嵌(は)めるとき、モール側にもガイドがあるので適正位置につけ直すことが出来ます。

ちなみに運転席側は全て綺麗にはずれましたが、助手席側は経年劣化で二つほどピンが破損・・・装着に問題なかったので再利用しました。


そして適正位置にはめ直し、ピンをつければ完成です。ゴム塗装の特性上「つや消し」になりますが、ざらついているよりはマシです。

しかし、半年ほどすると「塗装剥がれ」が発生し、このパーツはフラットな面が多いことから補修(レタッチ)は目立ってしまいます。結局パーツクリーナーで全てふき取ってしまいました。

モノタロウにて注文、交換


さすがに愛車がかわいそうになってきたので、マツダパーツを通販購入できるモノタロウにて注文をしました。とても長い梱包で届くので、とても驚きます。

なお、モノタロウで適宜行われる全品10%OFFキャンペーンはマツダパーツも安くなるので助かります。


<注文部品>
アウター ウェザーストリップ(左右)
・NA01-58-810F
・NA01-59-810F


ドアモールを外したあとに改めて気づいたのですが、NB3ロードスター純正は「つや有り」の処理になっています(上)。しかし新規で取り寄せた新品は、形状は同一でも「つや消し」になっています。

オリジナルにこだわるとしたら


ロットの関係なのかなと調べたら、このパーツは何気にNA6からNB4の前期まで同じ部品番号【NA01-58(59)-810D(←D)】でした。

しかし、NB4(NB7※クーペ)の最後期に番号が【-801F(←)】になったようです。つまり、N型プラットフォームの最後の最後に「艶消し」パーツ指定になったようです。


なお、幌やハードトップでも互換性がある通り、ベルトライン周りのパーツは全てNA/NBで互換性があります。したがってモノタロウでは【代替品有】として末尾【-810F】が表示されるようです。

したがって、ガチ純正派の人は「つや有り」のウェザーストリップを維持する必要があるようです・・・負けられない戦いって奴ですね。


私はガチ勢じゃないので、綺麗な方がいいとサクッと交換をおこないました。NBロードスター最後期パーツなので、いわばアップデートのようなものです。

パーツ交換自体は片側10分もかからない作業なので、クスミが気になる方はおススメの作業です。

関連情報:

ラバー塗装でミラーを黒化する(ビフォーアフター)

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