ホイールを15インチに戻す(インチダウン)

ホイールを15インチに戻す(インチダウン)

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涼しくなると実行したくなるのがクルマいじり。以前の車検依頼、懸念材料というか、ずっとやりたかったホイール交換を実行しました。

正直、カッコよさでは16インチの方が最強なんですけれど、どうしても15インチの軽快さが忘れられず・・・サーキットを走るわけでもないので、うちの子はグリップもそこそこで十分なのです。

16インチと15インチ、見た目比較

折角なので比較写真を撮影してみました。私は「純正至上主義」ではないのですが、愛車がNR-Aベースなので、純正車高と足周りのセットがベストと思っています。


205/45/R16(NB16インチ純正サイズ)
何度見てもほれぼれする後期型16インチホイールのデザイン。多分NDに履かせてもカッコいいと思います。ちなみにNDも16インチ純正サイズはこの指定になります。

ただしB6エンジンでは、ポジティブにとらえると「しっとり」したハンドリング。正確にはパワー負けしていると思われます。もちろんタイヤ性能でも差が出るので、あくまで個人の感想です。


195/55/R15(貧乏仕様:前輪)
こちらは純正15インチよりも扁平率を5%(55)高くしています。195/55サイズはタイヤ自体の選択肢も多いし、量産効果から安いのです。

走りに関しては想定以上に「乗れる」仕様でした。バンプするような場面でもゴツゴツ感が無くなるので、乗り心地も良るのです。また、16インチに比べると加速の立ち上がりが良く、何よりも驚くほど軽快なハンドリングに変わります。ただ、カッコよさで見れば16インチの方が魅力的なんですよね・・・


195/50/R15(NB15インチ純正サイズ:前輪)
こちらはNBロードスター15インチの純正サイズです。NB前期型ではRSグレード、後期型ではNR-Aに採用されているサイズになります。ちなみにVSグレードでは14インチ指定だったりします。しかし、扁平率55%よりもゴツゴツした突き上げを食らいます・・・が、ハンドリングのシャープさが増すのでちょっと感動しました。たかが数キロのバネ下重量でここまで乗り味が変わるのですね!

バネ下重量を計算してみた

さて、そんなバネ下重量。どこまで差が出るのかは、実際に乗ってみないと分かり辛いのが欠点です。それは、スポーツ寄りやエコ性能重視など、タイヤの仕様によっても重量が違うので、単純な比較が出来ないんです。そこで少し調べてみました。


昔はタイヤの重さがメーカーから公表されていたそうですが、今は一部のモデルでしか見ることが出来ません。そこで、同ブランドの銘柄で比較して、14インチ~17インチ(NBターボ)を想定して計算してみました。あくまで参考値としてみてください。


結論としては、16インチから15インチに戻すと、バネ下重量が約6.8キロ減になるのですが、それだけでもハンドリングが恐ろしく変わるという事実に感動できました。

比較表は純正14インチを起点としていますが、NAの「ひらひら」にくらべてNBハンドリングが「しっかり」と評価されるのは、タイヤサイズでの乗り味の差が理由のひとつかも知れませんね。

それじゃ14インチを試せれば…ってなるのですが、うちの子(NR-A)は14インチを履けないのでした。

まとめ

今回の履き替えでは軽さを目指して、あえてメーカーが出した適正値を味わってみようと思います。

某ミスタースポーツカーも「自分に合ったタイヤを探してください」とおっしゃっていましたが、この15インチのハンドリングを知れば知るほど、ローパワーのNB6にはハイグリップではなく「適正サイズ」がぴったりだと思うのでした。

メーカーセッティングって、やっぱり凄いんですね・・・

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