ロードスターの梅雨対策

ロードスターの梅雨対策

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高温多湿の日本では、5月末から7月にかけて雨季・・・曇りや雨の天候が続く「梅雨」に入ります。オープンカーであるロードスターにとって、屋根が開けづらい寂しいシーズンでもあります。

また、世界一の手動幌を持つとはいえ、我が愛車にガレージはなく青空駐車で、さらに週末しかロードスターに乗れません。つまり、雨が降り続ければ、放置されたクルマにはそれなりの負担がかかっていいる状態です。

そんなわけで、梅雨のシーズンに備えて私が行なっているメンテナンスをいくつかご紹介します。

雨漏り対策


① 水抜き穴の調整

キャビンへの浸水は、「Aピラー頂点」と「サイドシルの水抜き穴」が怪しさの筆頭です。そこで、梅雨入り時期には必ず調整を行います。また、私の場合は万全を期してハードトップ(DHT)を装着します。

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NA/NBロードスター 雨漏れ対策


② いざという時の雑巾

ハードトップがない場合は、ボディカバーをかけておくだけでも安心感が違います。なお、安物のボディカバーではボディ塗料の経年劣化に伴いトラブルが発生する可能性があるので注意です。


ボディカバーがない場合には、雨がひどくなったらAピラーに「雑巾」を置いておくだけでも安心です。カッコ悪いかも知れませんが、浸水するより遥かにマシです。

また、Aピラー直下のシート前端に吸水性のある雑巾を置いておくと、万が一の際でもリカバリーが効きやすくなります。100円ショップでも置いてありますので、何枚か確保しておくことをオススメします。

内装が濡れたままだとカビ(特に、シート裏)が発生するので要注意です。汚れたカーペットは精神的にもダメージが・・・オープンカーなのでキャビンを乾かすのは楽ですが、梅雨の時期はなかなかタイミングが合いませんからね。

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純正エアロパーツを外す


③ トランクルーム対策

長い雨が続くと、トランクルームが浸水することもあります。

原因はハードトップのデッキプレート(取り付け部分の金具)下にある「パッキン」や「パネル接合部」の劣化、もしくはトランクまわりのゴムシールが劣化していることで起こる症状です。NBの場合はスペアタイヤ部分に水がたまるので、スチール製であるスペアタイヤが錆びてしまいます。

怪しければ、シーラントやブチルテープで対策しておきましょう。

湿気対策


① 除湿グッズの活用

湿気100%の気候はいらぬリスクが発生します。そこでオススメの対策が、車内に「除湿剤」もしくは「新聞紙」を配置することです。これらは見える場所にあると貧乏くさくなりますので、シート裏あたりに配置するといいでしょう。

 
シーズン途中にチェックをしてみると・・・結構な量の水が溜まっていることがわかります。

 
② 電装品の固着に注意

除湿がされていない状態だと、電装系パーツに微妙な錆が発生します。私の愛車はヒューズが固着してしまい、取り外すだけでも一苦労でした。また、ロードスターは予備ヒューズがない場合もありますので、いざという時に相当困ります。そこで、予備をアクセスハッチの裏あたりに貼り付けておけば安心です。

そうそう無いことかもしれませんが、ヒューズメンテナンス時にケミカルを流布することをオススメします。チップチューンまではいかなくとも、電装品が元気になることは安心に繋がります。


③ フェルリッドワイヤーの固着

寒暖差が激しい気候のせいか、フェルリッドワイヤーの頂点が固着することがあります。給油時にリッドが開かないと困りますので、先に対策をしておきます。矢印の部分を押して単純に固着を剥がすのもいいですが、心配であればグリスを流布しておきましょう。

シーズン明けの儀式


① クラッチレリーズシリンダー

質のいいグリスを流布しておけばリスク回避されますが、梅雨明けにはかなりの確率で「猫クラッチ」がロードスターに発生します。猫クラッチとは、クラッチを踏んだ時に「にゃー」と猫の声のような異音がするもので、原因はクラッチレリーズシリンダーのグリス切れです。新品パーツの購入でも対応できますが、DIYでも整備可能なので、チャレンジされることをオススメします。

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ロードスター「猫クラッチ」対策


② ブレーキの固着

また、ブレーキディスクが鉄粉で固着していることもあります。走りだす時に「パキン」とサビが割れる音がすることも。

処理の基本はクルマを再始動した後、迷惑にならない場所でブレーキを複数回踏むと鉄粉が除去されますが、ダストが固着したままだと異音やABSの誤作動が起こることもあります。明らかに違和感を感じたときは、ホイール内をチェックしましょう。


③ エアコンの準備

梅雨は高温多湿になるのでデフォッガーの出番が多くなりますが、それが終わると灼熱の夏がやってきます。そこで先に対策しておきたいのがエアコンのメンテナンス。エアコンガス充填はカーショップのピットメニューにもありますが、オススメしたいのが最近流行りの「エアコンガス・リフレッシュメニュー」です。金額は9000円前後になると思います。

これはエアコンのガス充填とともに、ラインの洗浄も兼ねたメニューなのですが、恐ろしく冷えるようになるので費用対効果が非常に高かった施工でした(※個人の感想です)。近年はヒーターラインの一部を止めるモデファイも聞きますが、王道のメンテでも十分行けることが実感できます。

カビが発生するなんて、さすがオープンカー。湿気対策も楽しいロードスターですが、オープンで走れる季節が待ち遠しいですね。

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「オイル漏れ」ポイントをいくつか

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