ロードスターの「ばね下」にこだわる

ロードスターの「ばね下」にこだわる

この記事を読むのに必要な時間は約4分です。

ロードスターは乗り味を変えるためにホイールを変更する楽しみがありますが、インチサイズを変えると、タイヤ込みで10kg以上の差が出ます。なかなかピンとこない時は、近所のスーパーで10kgの米袋を持ってみましょう。その重さに愕然とするはずです!

ホイール+タイヤの重量(参考値)


スポーツカーに乗っていると「ばね下重量」という言葉を耳にしませんか。

釈迦に説法ではありますが、「ばね下重量」とはいわゆる足周り・・・サスペンションなどの下にある重量を表す言葉で、クルマでいうと「タイヤ+ホイール」にあたります。ばね上重量が、いわゆる車体になるわけです。

ちなみに、クルマの乗り心地(走行性能)を改善するには二つの方法があり、一つは「ばね下重量の低減」であり、もうひとつは「ばね上重量の増加」・・・つまり、【重くすること】でも乗り心地は改善されます。高級車はこちらのベクトルで作りこんでいることが多いです。

「重力」や「感性の法則」ある地球上では「軽さ」だけではなく、「重さ」によるメリットもあるのが面白いですね。

しかし、「ばね下重量」なんて【平均値】が示されないから、重いのか・軽いのかなんて分からないはず。そこで、個人的に調べてみると・・・

サイズ:ホイール重量+タイヤ重量=合計(参考値)

14インチ:6kg+5kg=11kg → 4本:44kg
15インチ:8kg+7kg=15kg → 4本:60kg
16インチ:10kg+8kg=18kg → 4本:72kg
17インチ:12kg+10kg=24kg → 4本:88kg

もちろん、ホイール形状・材質やタイヤ幅・扁平率でも重量は増減しますから、これらは一概にいえません。あくまで参考のベンチマークです。

したがって、デザイナブルなアルミホイールはスチールよりも「重い」なんてザラですし、足周り事態もある程度の【ばね下荷重】を想定して設計されています。つまり、極端な「軽量化」は逆にバランスを崩して、クルマのフットワークが悪化することもあるようです。


さて、そのようななか「軽さは性能」であるロードスターは、アルミホイールにもこだわっていて、下手な社外ホイールよりも「軽い」だけでなく、社内テストコードをクリアする「剛性」・・・つまり、高い信頼性があることをご存じでしょうか。

そこで、今回はNA/NBロードスターのばね下重量関連のトピックをご紹介します。

ばね下重量/ホイール関連トピック


「ばね下重量」軽量化のメリット/デメリット
https://mx-5nb.com/2020/06/15/unsprung-weight/


NA/NBロードスター 純正ホイールバリエーション(14インチ)
https://mx-5nb.com/2020/06/04/genuine-14-inch-alloy/


NA/NBロードスター 純正ホイールバリエーション(15/16/17インチ)
https://mx-5nb.com/2020/06/08/genuine-15-inch-alloy/


純正アルミホイールを塗装する
https://mx-5nb.com/2020/06/11/alloy-modification/


ロードスターにエコタイヤ
https://mx-5nb.com/2019/12/22/eco-tire/


マツダ純正・スポーツアルミ考
https://mx-5nb.com/2019/12/04/aluminumwheel/

以上、ご参考頂ければ幸いです

特集まとめカテゴリの最新記事