全車種

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なぜ白いクルマが定番なのか

ボディカラーの白は、なぜ定番なのか 自動車のボディカラーといえば、現時点で定番なのは白、黒、グレー・・・辺りが思い浮かぶかと思われます。しかし、かつて「白」は人気色ではなかった・・・という事はご存知でしょうか。それは日本車のボディカラー・トレンドの客観的なデータからも分かります。(出典:JAMA自工会) 60年〜70年代は極端に「白」が少なく、むしろ一番「黄色」が出ている年までありましたが、これは […]

クラシックレッドである決意

意外な「赤い」クルマ 2012年某日、自動車好きならば驚かずにはいられなかった、フルモデルチェンジを発表した際のピンク色に塗装された「クラウン」。今でこそ慣れてきましたけれど、当時は派手な王冠グリルもインパクトがあり、とんでもない時代になったな・・・という記憶が残っています。 流石にピンク色はカタログカラーとはなりませんでしたが、限定車として発売されました。たまに街で見かけますので、トヨタファン( […]

ロードスターをモビルスーツ(MS)に例えると

今回はガンダム話なので、興味ない人には本当にどうでもいい話・・・読み飛ばしていただいて大丈夫です。 さて、クルマが面白い理由のひとつとして、フルモデルチェンジをおこなってもペットネーム(愛称)を引き継ぐ魅力、世代を超えて歴史が引き継がれるのが楽しいと、個人的に感じています。 私が幼いころ「RX−7(SA型)」の玩具で遊んでいたのですが、改めてクルマに興味を持つようになってから「RX−7」の名前を引 […]

歴代ロードスターのスケッチ

ロードスターは幸いなことに、さまざまなデザインスケッチが残されています。躍動感あふれるスケッチは眺めていてとても楽しく、完成車の美しさにも劣らないものを感じるはずです。今回は、そのあたりのご紹介です。 新世代オープンカー(V705) ロードスターのオリジナルデザインはカリフォルニア州アーバインにあるマツダデザインスタジオ(MRA/現MNAO)が発祥となります。上のスケッチには海外でロードスターの父 […]

「高性能」のアイコン

多様化したクルマのデザイン 奇抜、新鮮、斬新・・・次々に発表されるクルマのデザインの多様さは本当に面白いです。 初見で驚いた「カウンタック」や「ムルティプラ」。国産車では「最終型プリメーラ」や「ジューク」、「X-90」もありました。マツダでいえば「AZ-1」や「ビアンテ」など、書き出したらキリがありません。 今でこそ近代トヨタ・フェイスのキーンルックも見慣れたものになりましたが、4代目「プリウス」 […]

スポーツカーの販売期間

CR-Zは6年で生産中止 2016年、鳴り物入りでデビューしたホンダの「CR-Z」の生産中止が発表されました。ブランニューだったハイブリッド・スポーツカーの灯火が消えてしまったのは、少々残念な出来事でした。 出力や車重、価格帯などで考えたらライトウェイトになるので、ロードスターともいいライバルだったのですが、2010年2月販売からファイナルモデルが2016年6月(売り切り)と、約6年ちょっとの販売 […]

ロードスター 歴代グレーのお約束

魔法の色、グレー マツダのプレスリリースによると、ローンチから販売好調とされたロードスターRF。ちなみに国内ではNCロードスターの販売台数と比較されがちですが、世界販売ではNCロードスターもNDロードスターとおなじ程度は売れています。 また、テーマカラーである「マシーングレープレミアムメタリック」と「VS」グレード内装のマッチングは素直にカッコいいし、オートカラーアウォード受賞という評価も得ました […]

エレガントなロードスター「VS」

デビュー当初は硬派なグレード構成だった4代目NDロードスターですが、2017年「ロードスターRF」がモデル追加されると同時に、ついに「VS」グレードが復活しました。 ヴィンテージ・スペシャル ロードスターのエレガント・グレードの筆頭といえば、いわずと知れた「Vスペシャル」です。グレード名の由来は公表されていませんが、「ヴィンテージ(vintage:伝統的な)」、つまり古き良きスポーツカーの伝承とい […]

スープラとロードスターの「ハンドリング」を比較する

最近は何かとトヨタがアツいです。特に話題の「GRスープラ」ですが、デビュー時のプレスリリースには面白い記載があり、一部で話題になりました。 「GRスープラ」のプレスリリースでは、「ホイールベース(W)をトレッド(T)で割った比率が1.55」というものが強調されていました。この数値はレビューサイトによってはスポーツカーの「黄金比」とまで書かれています。(※プレスリリースではそこまで吹いていませんが) […]

2017年貴島さんインタビュー:リスト

ユーノスロードスターが発売され既に約30年。 ロードスターがなぜ愛されるのか。これらを再検証する最適な道として、元開発主査である貴島孝雄氏にインタビューを行う事は必然の流れでした。その不躾な打診に貴島氏から快諾を頂くことが出来、想定以上のこだわり、哲学、そしてロードスターへの思いをお聞きすることができました。 ・運転が上手くなった気がする ・理屈抜きに走るのが楽しい ・気軽に楽しめる そんな「人馬 […]

正直に作った、ロードスター(2017まとめ)

開発元主査 貴島孝雄さんインタビューまとめです。最後は改めて、スポーツカーを続けていくための哲学と、そして「ロードスターをやって良かったこと」をお聞きしています。 スポーツカーを続けていく為に ポルシェは当然として、ベンツにしてもアウディにしてもBMWにしても、カーメーカーの掲げる看板になるからスポーツモデルはサイクリックに提供している。しかし日本は、それが一気になくなってしまった。これでは文化に […]

ロードスターの楽しみ方(B-3)

今回の話もNAロードスターが中心になります。開発エピソードに加え、ロードスターを「続けていくため」にみえてきた方向性などのエピソードです。 貴島さんのプロフィールはこちら 幌について マツダでもファミリアのカブリオレを作っていたけれど、布を扱って折りたたむ技術なんて持っていなかった。 逆に欧米では馬車の時代があって、馬をエンジンに変えた時代を経ている。最初は馬車も屋根はなくて、全部オープンカーだっ […]

ロードスター開発前夜(B-2)

今回の話は、NAロードスターが開発されていく中でのエピソードです。あえて貴島さんに「何故ダブルウイッシュボーンなの?」と聞いています。 貴島さんのプロフィールはこちら FFやMRの検討モデルに対して あれは当て馬で、最初から作る気がなかった(笑)。オープン2シーターを作ることはもう分かっていたんだけれど、ホンダのシビックはアメリカで売れているからどうだ?なんて話が来るから、経営陣を説得する為にああ […]

ロードスターは人を繋げる(B-1)

貴島孝雄さんのインタビュー共有その3です。今回から、ロードスターが話の中心に展開していきます。今でこそ「人馬一体」はマツダ車の代名詞になっていますが、かつてはロードスターを表す言葉・・・その背景あるものとは。 貴島さんのプロフィールはこちら ストレスを感じないクルマ ロードスターは楽しいでしょう?言い換えれば「しっくりくる」クルマで、これは本能的に当たり前のことになる。実は、ロードスターは「楽しい […]

鬼島『オニジマ』(A-2)

今回は貴島さんがスポーツカーに関わるまでの背景や、開発主査のスタンスをご紹介します。ビジネスを行う上でのリーダーシップと「軽さは性能」であるライトウェイトスポーツをどう主導していったのか。 貴島さんのプロフィールはこちら エンジニアとしての礎(いしずえ) 学生時代はブルドーザーのキャタピラが大好きで、コマツの建機を作りたかった。東洋工業がロータリーエンジンのマツダとは知らず、実は入社前に少し躊躇し […]

なぜ自分の愛車が一番なのか(A-1)

2017年夏にインタビューを敢行してきた、ロードスターの元主査、貴島孝雄さんの話を共有させて頂きます。 ただ、文章量がそれなりにボリュームがあるので、カテゴリを分けています。今回は貴島さんの背景や、エンジニアとしての仕事観をご紹介します。実際は固有名詞がバンバンいきかう内容でしたが、記事用に少しだけ修正しています(貴島さんスミマセン)。 また、ロードスターに限らず、スポーツカーを愛する方でしたら共 […]

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