【NB20th】感性豊かな技術者であれ(H-1)
今回は公益社団法人自動車技術会にて講演・寄稿された貴島さんの論文「感性豊かなものづくり 技術者の葛藤(2018)」をベースにした、貴島イズムのエピソードをご紹介します(※論文内容は2018年1月のNBロードスターMTGでも共有されました)。 試行錯誤しながらも、世界的なライトウェイトスポーツのベンチマークにまで昇りつめたロードスター。NA、NB、そしてNCが目指した「乗り味」の方向性が見えてくると […]
今回は公益社団法人自動車技術会にて講演・寄稿された貴島さんの論文「感性豊かなものづくり 技術者の葛藤(2018)」をベースにした、貴島イズムのエピソードをご紹介します(※論文内容は2018年1月のNBロードスターMTGでも共有されました)。 試行錯誤しながらも、世界的なライトウェイトスポーツのベンチマークにまで昇りつめたロードスター。NA、NB、そしてNCが目指した「乗り味」の方向性が見えてくると […]
2018年、NBロードスター20周年を迎えた 1989年にデビューしたロードスターは2019年に30周年を迎え、そして次世代にもバトンをつないでいくでしょう。そのようななか、(忘れられがちですが)1998年1月にデビューした第二世代のNBロードスターは、その前年である2018年に【20周年】を迎えていました。 1998年といえば、DOSコンソールがGUI化(ウインドウズ98)され、記録メディアの主 […]
ボディカラーの白は、なぜ定番なのか 自動車のボディカラーといえば、現時点で定番なのは白、黒、グレー・・・辺りが思い浮かぶかと思われます。しかし、かつて「白」は人気色ではなかった・・・という事はご存知でしょうか。それは日本車のボディカラー・トレンドの客観的なデータからも分かります。(出典:JAMA自工会) 60年〜70年代は極端に「白」が少なく、むしろ一番「黄色」が出ている年までありましたが、これは […]
意外な「赤い」クルマ 2012年某日、自動車好きならば驚かずにはいられなかった、フルモデルチェンジを発表した際のピンク色に塗装された「クラウン」。今でこそ慣れてきましたけれど、当時は派手な王冠グリルもインパクトがあり、とんでもない時代になったな・・・という記憶が残っています。 流石にピンク色はカタログカラーとはなりませんでしたが、限定車として発売されました。たまに街で見かけますので、トヨタファン( […]
今回はガンダム話なので、興味ない人には本当にどうでもいい話・・・読み飛ばしていただいて大丈夫です。 さて、クルマが面白い理由のひとつとして、フルモデルチェンジをおこなってもペットネーム(愛称)を引き継ぐ魅力、世代を超えて歴史が引き継がれるのが楽しいと、個人的に感じています。 私が幼いころ「RX−7(SA型)」の玩具で遊んでいたのですが、改めてクルマに興味を持つようになってから「RX−7」の名前を引 […]
ロードスターは幸いなことに、さまざまなデザインスケッチが残されています。躍動感あふれるスケッチは眺めていてとても楽しく、完成車の美しさにも劣らないものを感じるはずです。今回は、そのあたりのご紹介です。 新世代オープンカー(V705) ロードスターのオリジナルデザインはカリフォルニア州アーバインにあるマツダデザインスタジオ(MRA/現MNAO)が発祥となります。上のスケッチには海外でロードスターの父 […]
NDのクラッシュテストが満点ではなかった理由 NDロードスターのデビュー後、ヨーロッパで実施されている自動車安全テスト「ユーロNCAP(エヌキャップ)」にて公表されたテスト結果が話題になりました。 当時の評価は最新車であるにもかかわらず「星4つ」。なぜなのか調べてみると・・・それは今時の事情でした。 最高の【5つ星】条件は、「①成人乗員保護性能」「②子ども乗員保護性能」「③歩行者保護性能」「④安全 […]
「自動ブレーキ」の義務化は2021年から 一般的に自動ブレーキといわれる衝突被害軽減ブレーキ。 今までは自動車メーカーの思想により性能・機能のバラつきがありましたが、国土交通省から新基準が制定され、2021年11月には新車販売をおこなう全ての国産車に義務化されることになります。 その背景には、安全性能が求められるうえで有効な技術であることと、自動車レギュレーションのベンチマークになっている欧州連合 […]
多様化したクルマのデザイン 奇抜、新鮮、斬新・・・次々に発表されるクルマのデザインの多様さは本当に面白いです。 初見で驚いた「カウンタック」や「ムルティプラ」。国産車では「最終型プリメーラ」や「ジューク」、「X-90」もありました。マツダでいえば「AZ-1」や「ビアンテ」など、書き出したらキリがありません。 今でこそ近代トヨタ・フェイスのキーンルックも見慣れたものになりましたが、4代目「プリウス」 […]
CR-Zは6年で生産中止 2016年、鳴り物入りでデビューしたホンダの「CR-Z」の生産中止が発表されました。ブランニューだったハイブリッド・スポーツカーの灯火が消えてしまったのは、少々残念な出来事でした。 出力や車重、価格帯などで考えたらライトウェイトになるので、ロードスターともいいライバルだったのですが、2010年2月販売からファイナルモデルが2016年6月(売り切り)と、約6年ちょっとの販売 […]
魔法の色、グレー マツダのプレスリリースによると、ローンチから販売好調とされたロードスターRF。ちなみに国内ではNCロードスターの販売台数と比較されがちですが、世界販売ではNCロードスターもNDロードスターとおなじ程度は売れています。 また、テーマカラーである「マシーングレープレミアムメタリック」と「VS」グレード内装のマッチングは素直にカッコいいし、オートカラーアウォード受賞という評価も得ました […]
デビュー当初は硬派なグレード構成だった4代目NDロードスターですが、2017年「ロードスターRF」がモデル追加されると同時に、ついに「VS」グレードが復活しました。 ヴィンテージ・スペシャル ロードスターのエレガント・グレードの筆頭といえば、いわずと知れた「Vスペシャル」です。グレード名の由来は公表されていませんが、「ヴィンテージ(vintage:伝統的な)」、つまり古き良きスポーツカーの伝承とい […]