クラシックレッドである決意

クラシックレッドである決意

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意外な「赤い」クルマ


2012年某日、自動車好きならば驚かずにはいられなかった、フルモデルチェンジを発表した際のピンク色に塗装された「クラウン」。今でこそ慣れてきましたけれど、当時は派手な王冠グリルもインパクトがあり、とんでもない時代になったな・・・という記憶が残っています。

流石にピンク色はカタログカラーとはなりませんでしたが、限定車として発売されました。たまに街で見かけますので、トヨタファン(もしくは営業力)には底知れぬパワーを感じてしまいます。


トヨタ以外に目を向けると、鮮烈な色で心に残るのは「スカイラインクーペ(V35)」です。V35登場時はテールランプが丸灯ではなかったので「スカイライン」とは認めない、なんて声もありましたが・・・V35クーペはとても洒落た雰囲気のあるクルマでした。

地元の近所(栃木工場)で生産されていたからか当時はよく見かけて、壮年期にはなったらこういうクーペに乗りたいと思うくらい、心を奪われるスタイリング&赤色でした。


派手なクーペ繋がりでやはり気になったのは「プジョー406クーペ」。「406セダン」が直球の大衆車だったにも関わらず、クーペになるとここまでカッコよくなるのか・・・と当時は関心しました。後にピニンファリーナデザインと知って、とても納得をした記憶がよみがえります。

マツダ歴代「クラシックレッド」

さて、そんな赤基調のカラーはクルマの「デザイン」に自信が無ければ設定できない色といわれています。近年のマツダにおいては魂動デザインのテーマカラーとして「ソウルレッド」を開発・設定してヒットを飛ばしていますが、実はそれ以前からも意外なクルマに「赤」が設定されていました。

1999 MPV(2nd)

特に驚いたのは2代目「MPV」の赤です。大きいクルマで派手な「赤」は、当時はなかなか見ることがなかったので、見かけたらとても印象に残りました。(※3代目MPVもテーマカラーが赤でした)しかもこの色、NAロードスター用に開発された「クラシックレッド」なのです。

実はこの「クラシックレッド」、オリジナルカラーは本当に鮮烈なソリッドの赤なのですが、よくよく調べてみると、さまざまなマツダ車で採用されていました。

1990 ユーノスコスモ(4th)
1992 AZ-1
1997 デミオ(1st)
2000 トリビュート
2002 アテンザ(1st)
2002 デミオ(2nd)


1989年のユーノスロードスターから数えて10年以上、ロードスター以外にも現役カラーとして「クラシックレッド」は活躍していたという訳です。

復活!「クラシックレッド」


そして2017年、マツダから「初代、2代目「マツダ ロードスター」で好評だったボディカラーである「クラシックレッド」を塗装した4代目「ロードスター」も参考出品」とプレスリリースされ、同年のオートサロンにて伝説の赤に塗装したNDロードスターが展示されました。


実は、近年のクルマはキャラクターラインが深くなったこともあり、ボディ抑揚を強調しつつも高級感を演出するマイカ、パール、もしくはアルミフレークを交えたメタリック系の「キラキラ塗装」で勝負されることが多くなりました。


しかしマツダは、ソリッドカラーである「クラシックレッド」を現在の塗装技術でアップデートを行いつつも、あえて復活させてくれました。極力シンプルなラインで勝負しているNDロードスターだからこそ、この色がとてもマッチングしています。

また、2017年1月13日より予約受付を開始し、2017年2月28日までの期間限定で「クラシックレッド」のNDロードスターを購入することもできました。NDロードスターでは珍しい、日本国内限定カラーでもあります。

<プレスリリースより引用>

『ロードスター』が歩んできた27年間は、人とクルマが一つになって思いのまま気持ちよく走る楽しさを追求した歴史であり、同時に、マツダブランドならではの『走る歓び』に共感してくださった多くのお客さまから支え続けていただいた歴史でもあります。

27年間分の感謝の想いを込めるとともに、お客さまとともに積み重ねてきた歴史を資産として大切にし、クルマ文化を育んでいくために、『ロードスター』の象徴的なカラーの復刻に挑戦しました。


近年のロードスターはおとなしめな色が多かった中で、特に嬉しいニュースだったこととして、ここに記録として残させていただきました。ボディカラーにも歴史あり、です。

関連情報:

赤いロードスター(前編)

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