スポーツカーの販売期間

スポーツカーの販売期間

CR-Zは6年で生産中止


2016年、鳴り物入りでデビューしたホンダの「CR-Z」の生産中止が発表されました。ブランニューだったハイブリッド・スポーツカーの灯火が消えてしまったのは、少々残念な出来事でした。

出力や車重、価格帯などで考えたらライトウェイトになるので、ロードスターともいいライバルだったのですが、2010年2月販売からファイナルモデルが2016年6月(売り切り)と、約6年ちょっとの販売期間でした。


なお、同車のコンセプトカー発表は2007年ですから、約10年で企画のひとサイクルが終了した感じです。

NDロードスターは2023年まで生産


クルマの販売期間といえば、スポーツカーは販売期間が長いことが多いです。ロードスターはNAロードスターで9年、NBロードスターで8年(シャシーはほぼ同じなので実質約16年)、NCロードスターで10年。

NDロードスターは少なくとも8年以上、つまり2023年までは生産すると明言されています。


マツダ以外だと「S2000」が10年、「Z32」が11年、「GTO」も10年、「A80スープラ」も9年、「MR-S」も9年販売されていました。現行フェアレディZも12年目に突入し、「GT-R」に至っては2007年デビューですから13年経っています。

近年のスポーツカーはイヤーモデルとして年次改良されるので、マイナーチェンジ毎に熟成され、初期型と最新型は別物になっていることもあるようです。

スポーツカーが継続販売される理由(裏)


しかし、客観的に人気が継続しているとは思えない車種でも、販売が継続され続けるのは「もうひとつの理由」があります。それは「採算が取れるまで販売を続けるしかない」・・・というものです。


このご時世、エミッション(環境規制)や安全規制、燃費性能などクリアしなければならない課題が多く、特にCASE・・・特に電気自動車へ業界がシフトしようとしています。

そこで次世代モデルを造る価値が無い(採算が取れない)という経営判断がくだれば、モデル廃止されてしまう実情は存在します。最近ではフィアット「124spider」がそんな理由で生産停止になりました。

そのような中、次世代の「CR-Z」がないのは残念ですが、早めに販売終了したのは、それなりに「売れた」からと思われます。


調べてみると、国内では約4万台が出荷されており、同時期のNCロードスターは約2万台・・・販売網や営業力の差はあれど、10年売ったNCよりも6年売ったCR-Zの方が、数は出ていました。(※実際は海外出荷もありますから、そのままの数字評価ではないでしょうが、係数でトレースできるかと)

中古車市場でワンチャンあるか


また、スポーツカー復権のサブ市場としては中古車の存在もあります。そのワンチャンで人気がでれば、カタチは違えど「AE86」のように復活する、可能性もあります・・・多分。


実際、現行「86・BRZ」は2012年に誕生し、近日フルモデルチェンジが予想されていますが、8年たった現在は手に届く価格のスポーツカーとして、第二の需要が生まれています。(ロードスターはいわずもがなです)

「NSX」も「タイプR」も「BEAT」も頑張って復活させたホンダですから、「S1000」なんて浮気せずに「CR-Z」の資産を活用いただきたいものです。


販売終了するから駄目ではなく、これを糧にしてスポーツカーのカタログが溢れ、どれを選んでいいかわからない!なんて時代がまた来れば嬉しいのに・・・と思うのでした。

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