奇跡の一枚、スナップショット

奇跡の一枚、スナップショット

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クルマというのは面白いもので、撮影シチュエーションや見る角度によっても大きく表情が変わります。リトラクタブルヘッドライトなんてついていようものならば、顔自体も大きく変化するのですから、バリエーションは無限大です。

コンバーチブルトップ(幌)に至っては、開ける・閉めるの差でも大きく印象が異なります。そういう点でいえば、特にロードスターは変化の幅が広いので、より愛車の姿を楽しめたりします。

とても気になる宣材写真


ある時見つけた、一枚の宣材写真。

ロードスターのもう一つの姿である「ハードトップ」が装着されているのですが…ガーネットレッドとボディ同色の屋根でも珍しいのに、NB特有の抑揚のついた素敵な角度。こりゃ同じ写真を撮らずにはいられません。


そんな訳で、マネして撮ってみたのですけれど何かが違う…
パースが効きすぎて、顔が大きくなっちゃいました。ボツ!

一週間後、また撮ってみましたが…やはり違う。
今度は視点が上過ぎて、ボンネットの伸びやかさが再現できていない。ボツ!

さらに一週間後、再撮影…口の角度は良かったのですが、またカメラ寄り過ぎ!
なんか全然うまくいかない…iPhone8ではイケてないのか?

悔しいので分析してみた


付け焼刃じゃダメダメな事に気づいて、グリッド線を描きこんだガイドを作成。
ベストなバランスを研究してみました。

そして最初の写真から約一ヵ月かかって、やっとそれっぽい写真が撮れました。

撮影場所は近所の畑(!)なので、あくまで習作なのですが…NB特有のベルトライン、ボンネットの峰、主張するロングノーズ。そしてハードトップからキュッとお尻に流れるライン。(エアロ無しのノーマル・フェイスでも撮りたいな…)

やはり、プロの構図って凄いんだなぁと実感したのでした。

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