NBロードスター「車台番号」の話

NBロードスター「車台番号」の話

この記事を読むのに必要な時間は約5分です。

今回は車両のシリアルナンバーコードからデータを割り出す話です。

ここまで調べなくても、何とかなります

正直、ここまで細かい所を調べなくとも車検証を見れば当該項目が記載されていますし、ディーラーにて車台番号を告げれば基本的な情報も教えてくれるはずです。

従って、今回のトピックはどなたかがマツダEPCのデータを解析する際のヒントになれば・・・という内容です。わかる人にだけ伝わればいいと思っています。(※EPCが何か・・・というのは、ネット検索などをしていただければ助かります)

また、このサイトの目的でもある「NBロードスター・アーカイブ」として、データでNBを読み解くヒントになればとも思います。

コーションプレートから読み解く


型式番号
NBロードスターはボンネットを開けると、ドライバー側のフレームに車台番号を刻印したプレートが存在します。メーカーは、容易に交換できない「自動車の骨格(フレームやモノコックの主要部位)」への打刻が義務付けられているからです。

上の写真(GH-NB6C)にもありますように、NBに関しては型式(MODEL)の頭にNB1/2は「GF」、NB3/4/7は「GH」とエミッションコードが記載され、ハイフン後に1600ccを「NB6C」、1800ccを「NB8C」と記載しています。さらに、その横にあるのはペイントコード(PAINT)で、これによりオリジナルボディカラーがわかります。なお「25F」はガーネットレッドマイカです。


車台番号
さらに、次の行には車台番号(Vehicle ID No(通称VIN))が記載されています。この番号は全ての個体でユニーク(固有)なものであり、この番号をもとにマツダEPCのデータを解析することができます。

そして、このコードを読み解ければ、そのNBロードスターの細かい仕様が自ずと分かります。また、今回の法則は【国内カタログ仕様】のみで、(一部WebTunedと)海外仕様においてはVINコードの記載内容が異なります。

VINコード(国内仕様)の解析

データベースはEPCの当該項目を見つければ、テキストファイルとして読み込むことが可能です。

モデル例) NB6C 100428N0623C1PZNB019980114

こちらは以下の8区分に分けることが出来ます。

①NB6C ②100428 ③JP ④N062 ⑤3C1 ⑥PZ ⑦NB0 ⑧19980114
<解析すると>

①型式 NB6C → 1600ccのNB型ロードスター
②車台番号 100428 → シリアルナンバー(100000~はNB1)
③国コード JP → 日本仕様
④型式番号 N062 → ATのM/Sパッケージ
⑤グレード区分 3C1 → Sパッケージ
⑥色名 PZ → シャストホワイト
⑦内装コード NB0 → ファブリック
⑧生産日 19980114 → 1998/1/14

型式指定番号 ‐ 類別区分番号(※車検証に記載があります)
9001-058

型式指定番号の対応表(NB1、NB2)

型式指定番号は、国土交通省に認可指定を受けたものです。類別区分番号は、同一型式の別の車両(例 :AZ-1とスズキ・キャラなど)、トランスミッションの仕様、サンルーフや過給器の有無など、同一型式内での異なる仕様を表すために使われます。

もう一つ、サンプル事例

例) NB8C 300804JPN0804CL24VNC720030314

NB8C 300804JP N080 4CL 24V NC7 20030314


GH-NB8C シリアル300804(日本向けモデル)
RSベース ABSあり(SGLtd.)
セリオンシルバーメタリック ブラック・ダークブルー内装(NC7)
2003/3/14 生産

型式指定番号‐類別区分番号
11431-004

型式指定番号の対応表(NB3、NB4)

内装コードを紐解く


シート材質と内装コードは類別区分毎に設定されており、下記の様に世代によって記載法則が変わります。

日本仕様には無い内装コードも存在しますが、一部WebTunedにおいて国内でも存在が確認できました。

他マツダ車を解析する方が参考にしてください

以上、某EPC内に存在するデータベースの読み解きでした。当然ながら車検証に記載されている類別区分コードでも、ある程度の仕様を読み解くことが出来ます。ただ、NBロードスターは新車販売が終了しているので、モデファイされていた中古車両の分析を行うには、シリアルから読み解くテクニックが有効です。


こんな事はパズルのピースをはめる作業にしかならないかも知れませんが、あえて発表させて頂きました。これらのヒントをもとに、マツダ他車種を読み解く猛者が生まれれば嬉しいです。

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