NBロードスターのパーツ流用車

NBロードスターのパーツ流用車

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今回は他車種、または開発車両に流用されたNBロードスターのパーツをご紹介します。

従来のライトウェイトスポーツカーの例に漏れず、歴代ロードスターは専用パーツ(足周りやアルミパーツ)などの「走るため」の装備にはコストをかけますが、アフォーダブル・・・つまり販売価格を抑えるために、他車種のパーツをおおく流用しています。

しかし、逆に流用された事例もあり・・・ある意味「外の世界」でもNBロードスターの味わいを感じることができます。

2001 Ginetta G20


ジネッタはイギリスにあるバックヤード・ビルダー発祥の自動車メーカーです。その中でもレースベース車の「G20」シリーズでNBロードスターのパーツが採用されました。見た目の通りヘッドライトがNB前期型のパーツになります。

 

トランスミッション:5MT
駆動方式:FR
車重  :610kg
全調  :3,640mm
全幅  :1,580mm
全高  :820mm
排気量 :1800cc
馬力  :140ps

販売期間は2001年~2010年であり、コンパクトな車体にフォードの1,800ccエンジン(140ps)を積み、車重が610kgと軽いので、とてもスリリングな仕様かと思われます。

ボディバリエーションはロードスター、スピードスター、フィクスドヘッドクーペが存在し、「ジネッタG20」自体がNBと同じく流麗なフォルムなので、違和感なく・・・むしろNB前期型よりもしっくりくるフェイスになっています。

2002 ダイハツ・コペン


軽自動車初のリトラクタブル・ハードトップを採用した「コペン」。

 
現行型も含めて、そのハードトップのロック部分はNAロードスター時代からブラッシュアップされた、NBロードスターのパーツが流用されています。なお、NCロードスターでは中央ロックに変更されているので、本家由来のパーツは廃止されました。

余談ですが、コペンの内装デザインがNBロードスターと近しいのは、もとマツダデザイナーの方が移籍して手掛けたからです。

2003 マツダ・RX-8(試験車両)


ラスト・ロータリー(2020年現在)の「RX-8試験車両」にもNBロードスターのパーツが使われていました。ヘッドライトがNB後期型になっています。

 
この車両はマツダ車のキメラになっていて、フロントバンパーは「RX-7(FD)」、サイドミラーは「NAロードスター」、リアフェンダー(一部)、リアドア、ボンネットは「RX-8」、そしてテール周りは「カペラ」になっています。パワーユニットはもちろんNAロータリーエンジンの13B・RENESISです。


ベンチマーク車両の写真にはNBロードスター、BMW3シリーズ、ボクスターがならんでいるので、RX-8が狙っていたターゲットも伺えます。

2004 Gibbs Aquada


「ギブス・アクアダ」はイギリスのギブス・テクノロジー社が開発した、水陸両用のスーパーカーです。F1デザイナーが車体を担当しているので、理にかなった空力性特性ボディということでスタイリッシュにまとまっています。なお、こちらもヘッドライトがNB前期型のパーツになります。

 

トランスミッション:5AT
車重  :1,750kg
全調  :4,810mm
全幅  :2,046mm
全高  :1,498mm
エンジン:V6 24バルブ
馬力  :175ps
乗員  :3名

3名乗車で運転席は中央になり、地上では160kmで走行が可能です。水着するとタイヤを収納しジェット噴射27ノット(約50km)での航行になります。ちなみにボート・モードで水面を駆けるには船舶免許も必要です。


当初は約15万ポンド(当時価格:3,000万円)でリリースされる予定でしたが、想定よりもバックオーダーを得ることができ、量産効果により半額の7.5万ポンドでデリバリーされました。

オープンボディなのでNBロードスターのRVのように見えます。SUVクーペ全盛の今でこそ、違和感のないスタイリングにみえ、全く違和感がありません。

2005 マツダ・ロードスター(NC開発車両)


こちらは「NCロードスター」の開発車両で、ニュルブルクリンクでの熟成走行の様子をとらえています。この車両自体は2003年頃に存在していたようです。

フロント周りはベースとなった「RX-8」(※スポーツカー同時企画だったのでロードスターありきの設計)ですが、フロントガラスからピラー周り、幌までがNCロードスターのものになっています。三角窓のモールを白くして、ボディ全体のバランスを調整しているのにも注目です。勿論中身はNCロードスターなので、ホイールは5穴です。

 
NBロードスターと比較しても車幅がありますので、リアバンパーが中央で分割・延長されているのが解ります。また、サイドシルもホイルベース延長からブラックアウトされています。


NBロードスター後期型とRX-8のキメラとはいえ、なかなかのカッコよさでもあります。この写真が公開された当初、この形をベースにしたNCロードスター予想図が出回りましたが、完成車はまさかのNAロードスター・リスペクトデザインになりました。

パーツ単位でも我が身を呈していたNBロードスター。そんな時代の「ひとコマ」をご紹介させていただきました。

関連情報

NBロードスターのボディカラー(海外編)

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