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90年以降のネオヒストリックカー、特にスポーツカーの中古販売相場が高騰し始めています。
なにせ、安全基準も快適性能も最低限だから車体は軽く(その代わり緩い)、環境性能よりも馬力を追求した時代だからガソリンもバカスカ食べてカーボンをまき散らし・・・一方で、日本車が世界に追いつけ・追い越せと「尖っていた」時代の産物ですから、もう二度と生まれないであろう希少性という意味で理解はできます。
さらに、25年ルール(販売より25年超過したクルマ)を対象にした日本市場向けのクルマ(JDM)が北米マーケットへ流出したこと、感染症対策による趣味市場への資金流入、純ガソリンエンジンの開発中止、パーツの生産遅延による自動車自体の価格高騰など、さまざまな追い風が吹いているようです。
ただ、そのプライスタグ以上の価値があるかといえば・・・疑問である部分は否めません。特に、ロードスターシリーズに限定する話であれば、「高すぎる」クルマは売れていない(ずっとネットカタログに掲載されている)ことで、「やりすぎ」であることが客観的に分かります。
そもそもロードスターはグローバルカーなので、海外にも中古車(Miata/MX-5)が存在します。アホみたいな価格になっているのは(現時点では)国内市場のみであり、海外では年式相応にNAよりもNBの方が高値安定であることも、お伝えしておきたいところです。
しかし、ただでさえ「覚悟」が必要と思われがちなオープンスポーツカーのなかでも、ロードスターは信頼度の高い日本車です。経年劣化でポロっと壊れることはありますが、それほど気構え無くても普段使いができるのが、ロードスターのいいところだし、パーツ供給もレストアプログアムのおかげで安定しています。海外市場にも多くのリプレイス品があるのも、ありがたい話です。
そのようななか、中古のロードスターを購入されるとしたら・・・といった観点で、参考になりそうなトピックを集めてみました。あくまで個人的な所感ではありますが、ご参考いただければ嬉しいです。
中古ロードスターの選択基準<参考>
https://mx-5nb.com/2020/04/08/mx5-secondhand-car/
NBロードスターの維持費(NB6C 9年間のコスト)
https://mx-5nb.com/2021/03/29/maintenance-cost/
NBロードスターの積載性
https://mx-5nb.com/2020/06/29/loading-bond/
ロードスターがなぜフルモデルチェンジをしたのか(前編)
https://mx-5nb.com/2021/04/19/regulation1/
ロードスターがなぜフルモデルチェンジをしたのか(後編)
https://mx-5nb.com/2021/04/26/regulation2/
ロードスターのデザインで「大きさ」を比較する
https://mx-5nb.com/2020/08/13/excellent-design/