MPS・マツダスピード記事まとめ

MPS・マツダスピード記事まとめ

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「MPS」とは?


「ロードスターMPS」はNBロードスターの派生車種として、2001年の東京オートサロンを皮切りに、後のショーでも華々しく展示されてきました。

MPSとは「マツダ・パフォーマンス・シリーズ」の略称です。

2000年前後のマツダは、経営再建をおこなうとともに「マツダスピード」や「M2」などのブランド事業が本社統合され、マツダスピード事業部として再出発しました。MPSシリーズはその先陣企画です。

当時の国産車には280馬力自主規制というものがありました。それを達成しているフラグシップカテゴリーであった彼らを筆頭に、排気量に関係なく、それこそコンパクトクラスに至るまでエボリューションモデルが要望され、とても歓迎される時代背景がありました。モアパワー、モアトルクが正義だったのです。


そこでマツダは「ロードスターMPS」とともに「カペラMPS」「RX-7(FD)R-spec」「デミオ(DY)A-spec」などを展示し、ユーザーの気運を盛り上げてくれました。


さて、そこで市販化検討とまでされていた「ロードスターMPS」ですが、技術面というよりもコスト面でのハードルが高く、何よりもロードスターのキャラクターに合わないものでした。

したがって企画自体も刷新され、現実路線とした「ロードスターターボ」の発売に至ります。


ただ、MPS自体の企画は継続し「ファミリア」や「アテンザ」「アクセラ」などで市販化が実現し、そんなエボリューションモデルは一定のファンも得ることができました。

しかし2015年末、マツダは「今後MPSをリリースすることはない」と正式にアナウンスしています。

確かに、仮に「Mazda3MPS」を継続してニュル最速のFFを目指す・・・であったりとか、「NDロードスターMPS」で最速280馬力FRを達成する・・・などパフォーマンス競争をするのは、マツダ車乗りとしても方向性が簿妙な気がします。

そういう意味で、当時の経営権を握っていたフォードから「マツダスピードはやめろ」という指示が出たのも、的確な判断だったのかも知れません。

MPSに時代が追いついた



一方、約20年後の現在、NDロードスターの幌2リッターモデル(海外)が、ロードスターMPSに近しいスペックになっています。小型化、小排気量とアナウンスされている国内仕様ですが、実は時代が「ロードスターMPS」に追いていたのです。

そんな「MPS」シリーズの記事をリライトしたので、よろしければ下記をご覧いただければ幸いです。

ロードスターMPS関連まとめ


モアパワーを求めたロードスター(MPS-1)
https://mx-5nb.com/2020/01/15/mps-1/


ロードスターMPS 初期コンセプト(MPS-2)
https://mx-5nb.com/2020/01/16/mps-2/


市販化前提?ロードスターMPS(MPS-3)
https://mx-5nb.com/2020/01/17/mps-3/


市販化された、ハイパワーなロードスター(MPS-4)
https://mx-5nb.com/2020/01/18/mps-4/


MPSシリーズ エピローグ(MPS-5)
https://mx-5nb.com/2020/01/19/mps-5/

マツダスピード関連まとめ


ついに始まった、合法チューニング(MS-1)
https://mx-5nb.com/2020/01/24/mazdaspeed-1/


NAロードスターのマツダスピードパーツ(MS-2)
https://mx-5nb.com/2020/01/25/mazdaspeed-2/


最後の「マツダスピード A-spec」(MS-3)
https://mx-5nb.com/2020/01/26/mazdaspeed-3/

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