NCロードスターの兄弟車、マツダ鏑(カブラ)
2006 MAZDA KABURA Concept 今回はマツダのコンセプトカー「鏑(カブラ)」のご紹介です。 カブラは「コンパクトクーペ」とアナウンスされており、そのサイズ感からもわかる通りNCロードスターがベースになっているクルマです。したがって、パワートレインもそのまま活かされた走行可能なコンセプトカーになっています。同じ系譜のシャシーである4座のRX-8、2座のNCロードスターに次いで、そ […]
ロードスターや、それにかかわるコンセプトカーのご紹介です。
2006 MAZDA KABURA Concept 今回はマツダのコンセプトカー「鏑(カブラ)」のご紹介です。 カブラは「コンパクトクーペ」とアナウンスされており、そのサイズ感からもわかる通りNCロードスターがベースになっているクルマです。したがって、パワートレインもそのまま活かされた走行可能なコンセプトカーになっています。同じ系譜のシャシーである4座のRX-8、2座のNCロードスターに次いで、そ […]
スピードスターとは 「Speedster」・・・スピードスターという言葉は、辞書では「スピード狂、非常に速いドライバー、速いクルマ」と訳されます。一方、クルマのジャンルとしての「スピードスター」となると明確な定義はなく、「オープンカー」がロードスターやスパイダーといわれるように、「軽くて速いクルマ」に対するペットネームとして採用されることが多いようです。 そのルーツは今から約100年前、歴史的な量 […]
今回は2003年の東京モーターショーにて発表された次世代ライトウェイトスポーツカー・コンセプト「息吹(いぶき)」のご紹介です。 ロードスターに限らずクルマは秘密裏に開発が進められますが、唯一次世代ロードスターをイメージさせるコンセプトカーとして発表されたのが「息吹(いぶき)」です。 これは2005年にフルモデルチェンジを予定していたNCロードスターにおいて、モーターショーからフードバックを得るため […]
「DUO101」から「V705」へ マツダ北米スタジオ(MANA)のアドバンスデザイン「DOU101」をベースに発足した「P729」オープンスポーツプロジェクト。社内デザインコンペを勝ち抜いたとはいえ、量産化の道のりはまだ先が見えない状態でした。しかし、有志の計らいで当時マツダで新設された技術研究所における「樹脂ボディ開発」の名目を得ることにより、可動プロトタイプが制作されることになります。 前回 […]
ロードスター企画前夜 どのようなクルマにも歴史はありますが、なかなか表舞台に出ることはありません。ただ、幸いなことにロードスターは様々な記録が残されています。ただ、媒体によって細かいディティールが違うので、あえて再調査したものをご紹介させていただきます。 1976年、米国モータートレンド誌のジャーナリストで日本語も堪能なボブ・ホール氏が、マツダのトップエンジニア、ロータリーの父とされる山本健一常務 […]
LAオートショー「デザイン・チャレンジ」 マツダの先進的なプロジェクトに割り振られる「MX(Mazda eXperimental)」シリーズ。「MX」と名の付くクルマは、MX-5(ロードスター)のような市販車だけでなく、様々なマツダのコンセプトカーにも名づけられました。 そのなかで、とりわけ未来志向なコンセプトカーとして発表されたのが「MX-0(ゼロ)」です。 2010年、世界経済はリーマンショッ […]
初代86は久々の新型スポーツカーという事で話題が絶えず、そのひとつにオープンカー計画が存在していました。これらは既にカタログでも予告され、生産計画まで至るも、諸事情からプロジェクトは中止されました。 キャラクターが近いNDロードスターと共演ができず、とても残念です。 ライバルのデビューにロードスター主査が! 2021年に2世代目がデビューする「トヨタ86(GR86)/スバルBRZ」は、スポーツカー […]
MX-30のレンジエクステンダーとして、ついに復活予定のロータリーエンジン。 ただ、ゼロエミッションのロータリーとして忘れちゃいけないのが水素ロータリー!その歴史は古く、かつてはMXシリーズの先祖、NAロードスターでも実験されていました。 マルチプラットフォーム MX-30 新型MXシリーズとして華々しくデビューしたMX-30は、CX-30とシャシーを共有しながらも、ゼロエミッション時代を前提にし […]
どんなクルマでも平たくすればカッコ良くなるとは某デザイナーの言葉です。そして、約20年前にSEMAショーでプレゼンされたNBロードスターのカスタムカー「ズームスター」は、ワイドブリスターフェンダーの精度が高すぎる、一瞬ノーマルボディに見えてしまう逸品です。 世界3大チューニングショー 自動車趣味のひとつには、愛車を自分好みの仕様にカスタイズする文化があります。 そのプレゼンイベントとして最も有名な […]
妹分ロードスター(MX-5)の横で、イマイチ存在感が示せなかったスペシャリティクーペMX-6。流麗かつスピード感のあるフォルムは、今も陳腐化する事はありません。起死回生のオープンモデルも試作されましたが、既に生産中止は決定していました。 マツダの「MX」シリーズとは 2020 Mazda MX-30 このサイトをご覧の方であればご存じの通り、海外のマツダ・ロードスターは「Mazda MX-5」とい […]
NBロードスターは新たなマーケットを創造するために多様な方向性を模索していました。今回紹介するコンセプトカーはそのなかの一台です。 2003 ロードスター ZEEBLA(参考出品車) オートサロンで発表されたこの「ロードスタージブラ」のテーマは、それまでありそうでなかった「LUXURY SPORTS」です。目指す方向性は(いまでいう)レクサスではなくトヨタの「ヴェルファイア」や「エクスワイア」的な […]
1993年からスタートした次世代型ロードスター(NB)の開発は、1994年にデザイン検討、量産決定は1995年、デザイン最終決定は1996年3月となりました。 デザイン検討を始めた段階で、世界中に拠点を持つマツダデザインの各スタジオは基本的にキープコンセプトを示してきましたが、カリフォルニア(MRA案)だけはモアパワーかつGT寄りな・・・一回り大きい「ロードスター」のデザインを提出してきました。 […]
新型ロードスター(NB)のデザイン検討でコンペに勝ち残ったカリフォルニア(MRA)案と広島(MC)案。今回ご紹介するのは、その片翼を担った広島案のご紹介です。 次世代ロードスターのあり方として、ライトウェイト・スポーツカーを作るという信念を持った広島本社のデザインチームは、検討モデルでもNAロードスターのボディサイズを変更することはありませんでした。 「広島案」一次クレイモデル 「ロードスターらし […]
1998年12月にデビューした2代目NBロードスター。今でこそ4代目のNDロードスターは多方面から好意的に受け入れられていますが、NBロードスターのデビュー当時を振り返ると、特にデザイン面であまり望まれなかったモデルチェンジだった記憶をしている方が多いはずです。 それは先代ロードスター(NA)のシンプルかつ普遍的な「良さ」を感じるデザインが偉大すぎて、特にリトラクタブルヘッドライトの廃止に否定的な […]
今回はNBロードスターがベースになったコンセプトカーのひとつ、ロータリースポーツコンセプトのご紹介です。 そもそもコンセプトカーとは コンセプトカーの定義を改めて確認しますと「自動車メーカーが展示目的で製作したクルマ」とされ、次世代モデルのデザインや技術の方向性を表現することを目的としています。 Mazda MX-4(設計思想が後のAZ-1) 市販を前提としていないコンセプトカーは、「デザインや企 […]
マツダといえば昔から「走る喜び」を全面に打ち出しながら、デザインも「心ときめく」素敵なモデルを発表しています。そしてデザイン・アイデンティティを表現するために、テーマを設定していることでも有名です。 そのルーツは1990年前半までさかのぼります。当時、マツダの戦略で「人の感情に訴えかける魅力」をもとに差別化すると、ワールドワイド・ブランド・ポジョニングを策定していったそうです。 ちなみに、この写真 […]