ミアータのDNA「ロードスターターボ」
15年目の挑戦、ロードスターターボ メディアの前人気は上々でありつつも、メーカーの本音は成功する見込みが読めなかったユーノスロードスター。したがって、デビュー時はボディカラー4色、5速MTのみ、オプション少々とバリエーションは最低限の割り切った仕様になっていました。 しかし、蓋を開ければ(時代の追い風があったとはいえ)異例の大ヒット。想定よりも「売れた」ことはクルマの熟成を促し、モデルチェンジも許 […]
15年目の挑戦、ロードスターターボ メディアの前人気は上々でありつつも、メーカーの本音は成功する見込みが読めなかったユーノスロードスター。したがって、デビュー時はボディカラー4色、5速MTのみ、オプション少々とバリエーションは最低限の割り切った仕様になっていました。 しかし、蓋を開ければ(時代の追い風があったとはいえ)異例の大ヒット。想定よりも「売れた」ことはクルマの熟成を促し、モデルチェンジも許 […]
カッコいいけれど劣化する、レザーシート 歴代ロードスターはVS系グレードを中心にレザーシート(革シート)が採用されています。 正直、利便性や量産性、環境性を鑑みればファブリックシートの方が一枚上手ですし、大昔はファブリックシートの方が「高級」でした。ただ、自動車文化が熟成していくとともにレザーシートは「様式美」として残った文化であることがポイントです。極端な話、電気自動車のリアバンパーにマフラーを […]
ロードスターにはフライングM(マツダ・カモメマーク)やMAZDA/Roadsterのロゴバッジなど、ブランドや愛称を示すロゴマークが加飾されています。ただ、よく目を凝らしてみるとその他にも多くの文字列が隠れているのをご存じでしょうか。 その正体は、世界各国の保安基準適合を表すもの。一見ただの文字列に見えますが色々な意味が示されていて、パーツの仕様を確認をすることも可能です。近代のクルマでは目立たな […]
ユーノスロードスターは、基本エアコンレス仕様 ロードスター史上、古い方しか覚えていないであろうトリビアのひとつに、初代ユーノスロードスター(NA)は最終型まで「エアコンがショップオプション(ディーラーオプション)だった」というものがあるでしょう。 今の基準で考えるとなぜ?となるかもしれませんが、そもそも当時はエアコンレス車両が珍しくなかった時代であり、スポーツカーに余計な装備は不要という考え方もあ […]
伝説の食玩「ビッグワンガム(BIG・1・GUM)」 80年代のキッズを興奮させたプラモデル「ビッグワンガム(BIG・1・GUM)」を憶えている方はいらっしゃるでしょうか?こちらは、老舗お菓子メーカー・カバヤ食品より発売されていた伝説の「プラモデル付きガム」で、いわば「食玩」の元祖的な存在です。 ルーツは70年代まで遡り、前身となるビッグリーグガム、ニューエフワンガムといった「おまけプラモ付き」とい […]
ヒトの感覚ほど繊細で分かりづらいものはありません。なにせ価値観の「基準」は十人十色なので、それが正しいかなんて他人には判断できないからです。 特に、(私も書いていますが)クルマのインプレッションはその最たるもので、記述者の経験の「軸」がどこにあるかで、評価は180度変わることもザラにあります。もちろん好きも嫌いも正しいでしょうし、共感できればOKという考え方もありますし、定量的にクルマを知るために […]
NBロードスターのBOSEサウンドシステム NBロードスターの純正オーディオは上位クラスにBOSEサウンドシステムが実装されていました。 オープン時に歪みのない重低音を生む8インチBOSE Nd™ウーファーはマグネットをコーン前方に配置して厚さを50mmに抑えるとともに、ネオジウム磁石の採用で通常コーンの約2.5倍の振動距離を確保し、ドア内部の支持構造を強化したうえで装着。 さらに中 […]
幌車にセキュリティはナンセンス? ロードスターはいわゆるオープンカーなので、屋根はこうもり傘のような「幌(ほろ)」によって対候性を確保しています。 ただ、幌はビニールや布などの化学繊維でできていますので、極端な話カッターでビリっと破くことが可能です。ただ、オープンカーが珍しかった30年前ならいざ知らず今時幌を破ったり、オープンカーに火のついたタバコを投げ込むような輩は少なくなってきました。日本はホ […]
NBロードスターのヘッドライト(ヘッドランプ)価格 初期型であれば、発売から20年以上経過しているNBロードスター、大事に扱っていても経年劣化で色々ヤレてきます。特に、この時代のクルマであれば「必ずなる」といっても過言でないのがヘッドライトの黄ばみです。 ヘッドライトはクルマの表情(顔)におけるとても重要なポイント。ここが駄目なだけで一気に古臭く見えてしまうのは困りもの・・・正直、NBロードスター […]
ロードスターの幌を長持ちさせる方法(本末転倒) ロードスター特有の、普通のクルマでは中々ない消耗品といえば「幌」、すなわちコンバーチブル・トップです。でも、交換となるとそれなりの出費が嵩(かさ)むので長持ちをさせたいところ。 ちなみに、幌が痛む最大の原因をご存じでしょうか? それは・・・「幌を開けること」です。つまり、オープンカーを楽しむための開閉行為が最大のネックであり、一番幌の布生地にダメージ […]
ハロゲンランプの特徴 NBロードスターの灯火類(ヘッドライトやテールライトなど)は80年代から続く、古き良き歴史のあるハロゲンランプが採用されています。 余談ですが、クルマのランプを「バルブ」と呼ぶのは、点灯する電球が「筒」の形状になっていることに由来します。性能向上のために内部には、不活性ガス(窒素やアルゴン等)とハロゲンガス(ヨウ素、臭素等)が微量注入されている、超技術で出来ているんですね。 […]
ある日、ロードスターの運転中に何かが足りない違和感が。しばらく走っていて、メーターパネルにあるブレーキ警告灯が、サイドブレーキを引いても点灯していないことに、やっと気づきました。 このままでは保安基準不適合、つまり車検がクリアできない可能性があるので、対処を行います。 警告灯と車検の関係 ちなみに、2021年10月以降から自動車点検時にOBD(車載故障診断装置)検査により、クルマの状況を中央サーバ […]
自動車にはワンポイントのアクセントとして、エンブレムやグリルなどのパーツはメッキで加飾されていることが多いです。 メッキは「金属被膜」をおこなう表面処理。実は、そこに目に見えない(ミクロン単位の)穴があり、汚れを放置していると水や埃が入り込んで、点錆が発生します。最悪な事態の「メッキ剝がれ」は、これが原因です。 そこで今回は、NBロードスターのメッキパーツメンテナンスを行います。 NBロードスター […]
2021年10月24日(日)に「軽井沢ミーティング」が開催されました。 このイベントは約1000台のロードスターが全国から集結するだけでなく、有名ショップやマツダ開発陣(OB含む)までが参加する、歴史と人気がある大型イベントです。残念なのは、駐車スペースの関係上(2015年あたりから)参加が抽選形式になってしまった事でしょうか。NDロードスターデビューにあわせて人気が促進した感じなので、NDって本 […]
90年以降のネオヒストリックカー、特にスポーツカーの中古販売相場が高騰し始めています。 なにせ、安全基準も快適性能も最低限だから車体は軽く(その代わり緩い)、環境性能よりも馬力を追求した時代だからガソリンもバカスカ食べてカーボンをまき散らし・・・一方で、日本車が世界に追いつけ・追い越せと「尖っていた」時代の産物ですから、もう二度と生まれないであろう希少性という意味で理解はできます。 さらに、25年 […]
古いクルマに乗っていると【突然やってくる】トラブルのひとつが電装系です。それが機器の故障であれば交換検討を行う必要がありますが、意外な原因として存在するのが「ヒューズ」の経年劣化による断線。 そこで、10年10万キロ以上走っている愛車のヒューズ状態を確認するとともに、予防整備の交換作業を行っていきます。 そもそも、ヒューズの役割とは ヒューズ(fuse)の役割は一般的に、定格以上の大電流が生じたと […]