NDロードスター・デザイン備忘録(2014)

NDロードスター・デザイン備忘録(2014)

2014年9月4日、ついにNDロードスターのデザイン発表会が舞浜アンフィシアターをはじめ、世界3会場で同時に行われました。販売は翌年にも関わらず、デザインピラーたるNDロードスターの力の入れようたるや、嬉しいやら悲しいやら。

ろどすたくん


9月4日以降、全国でNDロードスターのローンチイベントが続いてきます。そこで今回は、2014年9月28日に開催したROCJ主催の新型ロードスターイベント「LONG LIVE THE ROADSTER FAN」昼の部の備忘録です。会場は「マツダ横浜R&Dセンター(MRY)」になります。

内容は言わずもがな。発表されて久しいNDロードスター・エンジニアの皆様とオーナー(候補)の間でコミュニケーションをかわそうという企画です。なので、デザイン発表の時よりも深く想いを聞く事が出来ましたし、質疑も可能でした。

特にチーフデザイナー中山さんのトークは、なかなか心に響きました(※当時の肩書)。ちなみに画像は非公式ゆるキャラ「ろどすたくん(ND)」。

エクステリアデザイン


今回はライトウェイト・スポーツカーの骨格にもとにデザインを肉付けしていったとの事でした。つまり着膨れした状態ではなく、あくまで肉体を活かす方向のデザインで、だからこそ前後オーバーハングをギリギリまで削ったそうです。

着座位置が後方に下がったとよくいわれているが、原理・原則の位置は変わっていないそうです。確かにNA、NBを眺めてみるとリア・オーバーハングがNDより長い。

したがってヘッドライトを薄く・軽くする為にLEDユニットを採用し、あれだけ小さく造形出来たそうです。ちなみにこの目には”瞳”がありますが、これはクルマに表情を付ける為に意識しておこなった・・・との事です。(※魂動デザインでは全てのクルマに瞳があります)どこから眺めてもこっちを見ている!という顔にしたそう。

顔といえば、グリルの絶妙に笑っている造形もラインにこだわったそうで、「ここ(ナンバープレート横、上唇)は洗車する時に気持ちいいでしょう!?」という話に共感しました。たまたま早朝に、愛車のNBロードスターを洗車している時に、同じ事を考えていました・・・

リアのライトは、法規制ギリギリの範囲で寄せて造形したら、偶然NAロードスターのリフレクター位置と同じになったとの事です。また、トランク周りの造形はかなりの自信作らしく、是非太陽光の下で見て欲しい!と繰り返しておっしゃっていました。

インテリアデザイン


インテリアのボディ同色のトリムは、オープンカーである事を前提に、外と中の境界を無くしたかったという理由からです。ポイントは、ピラー根元のボディ同色パーツ・・・これはボンネットのラインまで繋がっているそうで・・・(RX−8のエクステリア演出を思い出します)車内から見えるフェンダーの頂点は、丁度フロントタイヤの位置と同一になるそうです。

また、エアコンのベンチレーターは左右ともドライバーが中心になる様に配置されています。これは一般車でもよく見る手法にみえますが、正確に【ドライバーが中心になる】様に配置されているのは、フェラーリ位だそうです。DINオーディオに関しては・・・どうせ必要ない人はマツコネ取っちゃうんでしょう!・・・とおっしゃっていました。

一番嬉しかったのは、ロードスターは幌車なので空けている事が前提のデザインは当然ですが、閉じていても世界一カッコイイデザインを造りました!という話でした。

さて、市販バージョンは今回のプロトからどうせ変わっちゃうんでしょう?という質問には、間違い探しレベルな位このままで出る!との事です(車高もこのままとか)。

ちなみにサイドマーカーはマツダ他車種(プレマシー)からの流用です。歴代丸形はキャロルからずっと使っていましたが、金型にガタが来ていて、造り直すコスト・手間と、この形状が10グラム軽い事を天秤にかけて、こちらの採用となりました。

そして最後にファンサービス


そんなウンチクを全て払拭したこの瞬間・・・ファンサービスで、陽光の下を走ってくれました!これがとてもカッコよかった。今や街並みで普通にNDロードスターを見ることができますが、この時がいちばん印象に残っています。

以上、印象に残った範囲の話の共有でした。ちなみに私は「マリナブルーとかガーネットレッドなど、一瞬でもいいので旧色の復活出来ませんか」と質問しました。これは計ったかの様に、どこのイベント会場でも出る質問だそうで・・・「ぜひマーケティング部にいってくれ」と回答されましたが、どうやって要望すればいいんでしょうか!?

そしてその声に応えるように(?)、クラシックレッドが2017年に復活したのでした。

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