NBロードスター前期型/後期型のざっくり見分け方

NBロードスター前期型/後期型のざっくり見分け方

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現在、市場に流通しているNBロードスターは中古車しかありませんし、オーナー車でも何かしらかカスタマイズをしている現状では、見た目も中身もノーマルではない個体がごまんと存在します。

そのような中、NBロードスターにはざっくりと前期型/後期型という差異がありますが、これは車検証やボディカラー、エンジンルームにあるコーションプレート(車台番号)をみれば、ある程度(仕様まで)判別する事が可能です。

ただ、単に「見た目」(エクステリア/インテリア)だけでも程度の判断をすることは可能です。実際、間違い探しゲームをするような状態のなかで、今回はNBロードスターの世代をさっと見分けるためのトピックです。

NBロードスターの前期型/後期型を見分ける(エクステリア)


NBロードスターを見分けるにあたり、一番わかりやすいのはフロントフェイシアの違いです。ざっくり書くと、前期型はNAロードスター由来の【ハッピースマイルフェイス】、後期型はマツダ・ファイブポイントグリルを採用した【精悍な表情】になっています。

年式では1998年~2000年6月までが前期型、2000年7月以降が後期型になります。

フロント回りで見分ける

前期型のヘッドライトはNAロードスターのウインカーをモチーフにしているので、それがそのまま単眼にリデザインされた形状になっています。また、フロントグリルがオーバル(楕円形)であるのも、NAから引き継いでいるポイントです。まさにファン・フレンドリー・シンプルを体現したハッピースマイルフェイスです。


後期型のヘッドライトはプロジェクタータイプの複眼ランプを採用しつつ、上下幅も若干薄くなっています。また、ライト先端から(NBロードスター唯一の)シャープなキャラクターラインが入ったことと、ファイブポイントグリルが採用されたことにより、キリっと精悍な印象に変わっています。

細かいところでは、バンパー中央に配されているエンブレムマスコット(フライングM)も、後期型では一回り大きくなっています。

テールランプで見分ける

リアビューから確認すると、前期型と後期型ではテールランプのユニットが変更されています。

前期型のユニットは基本的にNAロードスターのテールパターンを踏襲していますが、車幅を広く見せるために外側にブレーキランプを配しているのがポイントです。


後期型では、当時のマツダ・ブランド戦略(Zoom-Zoom世代)でテールランプが「円形・クリア」というモチーフに統一されていた影響がでています。

これに即して「円」を意識した造形パターンと共に、オレンジだったウインカーもクリアに変更されました。なお、ユニット外径サイズは同一なので互いの流用は可能ですが、配線が若干異なるので加工が必要です。

NBロードスターの前期型/後期型を見分ける(インテリア)


メーターで見分ける
インテリアはかなり変更されています。分かりやすいのはメーターフードのグラフィックで、前期型は黒ベース(緑ランプ)、後期型は白ベース(赤ランプ)になっています。


センターコンソールで見分ける
センターコンソールは、前期型が前から灰皿 → パワーウインドウスイッチ → コンソールボックス(中にドリンクホルダー)という配置ですが、後期型はパワーウインドウスイッチ → ドリンクホルダー(灰皿兼用)ふたつ → コンソールボックスという順番に変更され、容量やサイズも異なります。


シート形状で見分ける
シートの形状も、前期型はNAをイメージしたものでしたが、後期型からはサポートが強化されており、より深いバケット形状に変更されています。


ドアパネルで見分ける
ぱっと見た目の近しいドア内装のパネルも刷新されています。前期型はサーフェスな造りでしたが、後期型では一本のキャラクターラインが入ったことと、エアバッグが格納される予定だった楕円の別パネルが存在します。

NBロードスターの排気量(1600cc/1800cc)を見分ける


トランスミッション形式で見分ける
NBロードスターは2種類のパワーユニットが提供されており、エンジンルームをみれば排気量の違いが一発でわかるのですが、それ以外にも仕様で判断することが可能です。

一番わかりやすいのはトランスミッション形式であり、5MTが1600cc(NB6)、6MTが1800cc(NB8)となります。


メーターの指針で見分ける
また、メーターフードを確認することでも、さらに精緻な判別が可能です。

1600ccのスピードメーター/タコメーターの針は8時スタート、1800ccは6時(いわゆるゼロ指針)スタートになっています。


なお、AT車の場合は全て8時スタートであることと、後期型NR-Aは1600ccエンジンですがゼロ指針なのがややこしいところです。(NR-Aはエンジン以外はRSと同仕様なので、イレギュラーとみていいかもしれません)

重箱の隅、後期型の世代を見分ける

後期型の各世代(NB2~4)も、見た目である程度見分けることが可能です。メカ的な違いは多々あるのですが、一発で分かるポイントをいくつか記載していきます。


NB3(2002年7月~)
NB3は、メーターフードについにガソリン警告灯が追加されました。また、Aピラーの内装が衝突安全のために厚くなっています。トランク開口状態でライセンスランプが常灯になるのも特徴です。

さらに細かいところでは、車内ヒューズボックスにOBD2(汎用診断コネクタ)が装備されています。また、VSグレードに限る見分け方は、内装色がタンからベージュへ変更され、ナルディウッドもダークウッドカラーに変更されています。

実は、純正クロス幌もNB3以降の採用になっていますが、現在はすでに交換されていることが多いので、わかり辛いと思われます。


NB4(2003年9月~)
NB4は特徴的なボディカラーで判別をつけることもできますが、一番解りやすいのは内装のセンターコンソールとデフロスター・リングまわりなどがアルミ調パーツ(艶消しシルバー)に換装されているところです。

また、運転席側のサンバイザーを下ろすと「蓋付きのミラー」がついているのも、NB4独自の仕様です。


さらに、エアロボードがスピーカー内蔵タイプに変更されているのも特徴です。こちら、BOSE対応/非対応と黒/ベージュという4種類のバリエーションが存在します。


以上、実生活では全く役に立たないトピックですが、スポーツカーを型式で呼んだり、フェラーリの車名を数字でいえるのがカッコいいのと一緒で、あえて通のフリをしてNBを型式で呼ぶときに役に立つかと思われます。もちろん、見分け方はほかにもあると思いますが、パッと判断する際のネタになれば幸いです。

関連情報→

最後のときめきデザイン(NBロードスター前期型)

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