打倒NCロードスター、ポンティアック・ソルスティス
軽量スポーツカーのベンチマークとして追われるものになったロードスター。そのようななかGMより放たれた刺客が「ポンティアックソルスティス」です。 オープン2シーター、50:50、軽量FRと、NCロードスターのガチライバルでしたが、親会社の破綻によりモデル消滅してしまいました・・・ アメリカ・ビックスリーのオープンカー アメリカにはビックスリーとよばれる、3大自動車メーカーが存在します。 「GM(ゼネ […]
軽量スポーツカーのベンチマークとして追われるものになったロードスター。そのようななかGMより放たれた刺客が「ポンティアックソルスティス」です。 オープン2シーター、50:50、軽量FRと、NCロードスターのガチライバルでしたが、親会社の破綻によりモデル消滅してしまいました・・・ アメリカ・ビックスリーのオープンカー アメリカにはビックスリーとよばれる、3大自動車メーカーが存在します。 「GM(ゼネ […]
ユーノスブランドの最後を飾ったNAロードスター「SRリミテッド」。SRの意味は当時の雑誌に書かれた「さよならリミテッド」がファンの間で定着していますが、実はカフェレーサーの語源である「Standerd Rosdster」ではないかと考察をしました。 最後のユーノス「SRリミテッド」 1989年、国内の新規自動車ブランドとして誕生したユーノス。そこで販売されるクルマは「PROJECT EUNOS」シ […]
2019年のユーノスロードスター「歴史遺産車」認定に続き、初代主査の平井敏彦氏が「自動車殿堂」入りされました!本当にめでたい!凄い!嬉しい! 日本自動車殿堂とは 日本移動者殿堂(JAHFA)は、「日本における自動車産業・学術・文化などの発展に寄与し、豊かな自動車社会の構築に貢献した人々の偉業を讃え、殿堂入りとして顕彰し、永く後世に伝承してゆくことを主な活動とする」とされる、特定非営利活動法人(NP […]
今回はマツダ・ロードスターの第三世代、通称NCロードスターの量産工程をご紹介します。2005年5月17日、マツダ本社宇品第1(U1)工場でNCロードスターは生産を開始しました。 NBロードスターモデル末期の生産にも影響が出た工場火災から一転、同年の4月末に塗装ラインの稼動を再開した宇品第1工場で、NCロードスターはマツダの新型車として初めて量産開始するモデルになりました。なお、量産第1号車は北米向 […]
ロードスタークーペの販売計画 1989年のユーノス・ロードスター発表から約14年、企画段階から存在していた「クーペモデル」は2003年に極小量生産という前提でリリースされました。 言葉の通り「手間」が掛かっているロードスタークーペは、職人魂(=手作業)溢れる工程を経て生産され、国内限定販売となりました。決定していた生産要件は以下の通りです。 <予定> 生産台数 40台/月(2台/日) 生産期間 2 […]
貴島さんのインタビューも、もともとの趣旨である「NBロードスター」の話に入っていきます。一応お断りしておきますが、NBロードスターは約20年前のクルマです。一部、ぶっちゃけすぎな内容は笑って読んでください。 貴島さんのプロフィールはこちら NBロードスターの開発背景 NBの開発スタッフは、感覚的にほぼ100%(NAから)継続していたと思う。何人か退職した人はいたけれど、慣れた人間がいいから継続して […]
今回はNBロードスター2003年のマイナーチェンジモデル、NB4/NB7の内訳をご紹介します。ソースは某EPC2のデータ解析になります。 NB4/NB7ロードスター 概要 モデル末期とはいえ、「ターボ」や「クーペ」といった派生モデルが追加されたNB4ロードスター。これは1989年にデビューしたNAロードスター誕生から15年以上、クルマを熟成させたからこそ出来るチャレンジでした。 一方、2002年の […]
今回はNBロードスター2002年のマイナーチェンジモデル、通称NB3のグレード内訳をご紹介です。ソースは某EPC2のデータ解析からです。 NB3ロードスターの特徴 なお、これまでの解析内容は要約したのもですが、実際はシリアルナンバー、グレード(仕様)、トランスミッション形式、ABS有無、内装タイプ、シートタイプ、外装色、製造年月日までを解析しています。特にNB3シリアルコードの特徴は、NB2(特に […]
今回はNBロードスターのマイナーチェンジモデル、2000年にリリースされたNB2型の内訳をご紹介します。ソースは某EPC2のデータ解析です。 NB2ロードスターの概要 少し時代背景を解説しますと、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)はメーカーオプション扱いだったので、グレードによっては別モデルとして区分されています。ABSが義務化されたのは2012年10月以降の新型車と、既存販売車種に関して […]
メーカーは基本的に公表しない販売車種のリザルトですが、某EPCデータを解析してみました。すると、なかなか面白い傾向が見えてきました。今回はNBロードスターの55%(半数以上)を締める、NB1のリザルトをご紹介です。 これらのデータはEPC2をもとに、独自に解析したデータです。 実際の情報と差異がある可能性があるので、参考までにご覧ください。 1998-2000 Mazda Roadster(NB1 […]
今回はNBロードスターの国内販売台数を考察していきます。 これらのデータはEPC2をもとに、独自に解析したデータです。 実際の情報と差異がある可能性があるので、参考までにご覧ください。 オープンカーとしては空前のヒットとなり独壇場だったNAロードスターに対し、世界のスポーツカーが百花繚乱だった時代に「今さら?」と囁かれたNBロードスター。思ったよりも売れたのか、それとも想定内だったのか・・・数字の […]
今回から何回かにわけて、数字でロードスターを振り返ってみたいと思います。参考資料はマツダEPC(電子パーツカタログ)とグローバルセールスデータ。いわばNA/NBの成績表です。 生産台数と販売台数ふたつの母数と、ソースによっては同じデータでも差異があるので、研究・広報車両を加味しても、その誤差はご勘弁ください。だいたいこんな感じかな?くらいの感覚で見ていただければ幸いです。 これらのデータはEPC2 […]
2015年のロサンゼルスモーターショーで発表された「Fiat124spider」。こちらはNDロードスターをベースにしたクルマ、いわゆる兄弟車でしたが、2019年の生産を持って販売終了のアナウンスがありました。 販売終了の理由は 既に、欧州のFiatサイトでは「Fiat124spider」「Abarth124spider」ともに表示されない国もあります。 実際、124シリーズは利益の出ていないモデ […]
NAロードスターのネオグリーンといえば、クラシックレッドと並ぶくらいの人気色でした。そんな「緑色」も、時代が経つごとに不人気色となってしまい、近年は目にすることが少なくなりました。 NBロードスターの「緑色」 NBロードスターの緑色は3色存在します。左から「ノルディックグリーンマイカ」「スプラッシュグリーンマイカ」「グレースグリーンマイカ」という色名です。※広義に捉えればSGリミテッドの「セリオン […]
コントラスト・イン・ハーモニー。あまり聞いたことがない響きかもしれませんが、これはフォード傘下に入った90年終わりころから謳われた、マツダブランド戦略のキャッチフレーズです。 マツダ・ブランド戦略 「コントラスト・イン・ハーモニー」は、一目でわかる「マツダの存在感」と「機能・スタイリングの調和」を意図しています。そこで、マツダ車のデザインにおいて、絶対に変えてはいけない不文律が設定されました。それ […]
90年代後半のマツダといえば、今や伝説の迷走期。多チャンネル戦略(マツダ、アンフィニ、ユーノス、オートザム、オートラマ、アマティ(企画のみ))の崩壊にともない、経営再建のためにフォード経営の傘下に入り、ディーラーおよび車種の統廃合が行われました。 時代背景 当時のマツダ・デザインテーマ「響きのデザイン」も虚しく、車種ラインナップに残されたのは基幹モデルのみ。マイナーチェンジで延命されたRX-7(F […]