偉大なるロードスターの従姉妹、フォード・カプリ
NAロードスターが北米市場でデビューしたのは1989年5月。その心臓にはマツダ謹製のパワーユニット、ファミリア用のものを再調整したB型エンジン(B6-VE(RS))が搭載されていました。 ただ、ほぼ同じ時期に、同じB型エンジンの心臓を持つオープンカーもデビューしていたことを覚えているでしょうか?それが3代目「フォード/マーキュリーカプリ(Ford Mercury Capri)」です。 その大きな特 […]
NAロードスターが北米市場でデビューしたのは1989年5月。その心臓にはマツダ謹製のパワーユニット、ファミリア用のものを再調整したB型エンジン(B6-VE(RS))が搭載されていました。 ただ、ほぼ同じ時期に、同じB型エンジンの心臓を持つオープンカーもデビューしていたことを覚えているでしょうか?それが3代目「フォード/マーキュリーカプリ(Ford Mercury Capri)」です。 その大きな特 […]
自動車にはワンポイントのアクセントとして、エンブレムやグリルなどのパーツはメッキで加飾されていることが多いです。 メッキは「金属被膜」をおこなう表面処理。実は、そこに目に見えない(ミクロン単位の)穴があり、汚れを放置していると水や埃が入り込んで、点錆が発生します。最悪な事態の「メッキ剝がれ」は、これが原因です。 そこで今回は、NBロードスターのメッキパーツメンテナンスを行います。 NBロードスター […]
ロードスターの幌に関するエピソードは枚挙にいとまがありません。 なぜなら、それまで雨漏りが普通だった自動車の「幌」において、レベルの底上げを行ったからです。もちろん、最初から成功できたのではなく、他のマツダ車のノウハウや、NAからNBになる段階でもブラッシュアップは常に行われています。 電動幌ではないから安っぽいと思われた時代もありましたが、手動による軽さや高いメンテナンス性、そしてコストがロード […]
洗いすぎても、ほっときすぎてもいけないオープンカーの幌。 NBロードスター後期の一部から採用された「クロス幌」の洗浄は、ボディ用の洗剤だとアクリル繊維を傷めてしまうので、台所にあった中性洗剤を薄めて使います。 奇麗に乾いた幌の姿は、それだけでカッコよく見えること請け合いです。 自動車用、アクリル繊維のクロス幌 ロードスターはオープンカーなので、屋根が「こうもり傘」のような幌(ほろ)であることが特徴 […]
旧車に片足を突っ込んでいるNBロードスター。近年、そのトラブルのひとつとしてECUの経年劣化が話題になっています。そこで愛車の状態を確かめるついでに、助手席(左側シート)まわりのメンテナンスを行いました。シートを外すと、その下には数年間蓄積されたゴミ達が育っていました・・・ ECUの状態を確認してみる 国内仕様ロードスターのECU(電子コントロールユニット)は、助手席の足元に隠されています。 その […]
ユーノスロードスター、Nプラットフォーム車は初代から混流生産、つまりデミオなど他のマツダ車と一緒に組立られています。また、意外と手作業の工程も多く、完成車はまさに職人技です。約260人のスタッフが、3.3時間かけて1台を組んだそうです。 マツダの混流生産 マツダ車は30年以上前から、ひとつの生産ラインで複数の車種を組み立てる【混流生産】という方式を採用しています。ロードスターの後ろにオートザム・レ […]
ライトウェイトスポーツにとって軽いことは「性能」です。その反面、あると助かるのになかなか稼げないのが、トランクスペースなどの積載性です。しかし、ロードスターはかなりそのスペース確保にこだわり、普段使いができるレベルを担保した偉大さが、生き延びた理由のひとつといっても過言ではありません。 そこで、今回はNBロードスターの積載性を紹介するトピックです。 哲学を感じるNBロードスターのトランク NBロー […]
幌の耐久年数は? オープンカーであるロードスターの屋根は布素材の幌(ソフトトップ)になっています。その対候性はメーカーから公表されていませんが、開発段階では「5年で交換」を想定していたようです。 ただ青空駐車かガレージ保管か、トップ自体の開閉回数など、使用状況はオーナーによって違いますから耐用年数は一概にはいえません。 事実、私の愛車も10年以上「クロス幌」が使用できていました。しかしリアガラス近 […]
私のロードスターは内装がVSコンビネーションBの「ベージュ」で幌が「黒」という国内唯一の【NC4インテリア】仕様です。そんな事情から、コーディネートのために一時期エクステリアの一部を黒に変更をしていました。 なぜ塗装処理にしたのか Aピラーを黒化した際に、トータルコーディネートのためにサイドミラーの黒化も行いました。ハードトップ(幌)の黒さも相まって、クルマの上半身を軽く見せたいという意図になりま […]
貴島孝雄さんインタビューの続き、NCロードスターのエピソードです。人馬一体のため、軽さは性能、アフォータブルで誰でも手に入るように、そして時代の要件・・・ロードスター再構築するにあたって、NCはより作り込まれていきました。 貴島さんのプロフィールはこちら 油圧パワーステアリング NC当時は電動ステアリングがどうしてもリニア感が出なくて、わざわざ油圧にした。(※RX-8は電動ステアリング) 電動はス […]
毎年7月あたりにRCOJ主催にて横浜マツダR&Dセンターで開催される「ロードスター展」。ロードスター乗りであれば思わず唸る展示をすることで有名です。今回は、貴重なコンセプトカーが展示された2012年のレポートです。 フォトレポートなどはメディア記事や個人ブログで拝見することが出来ますが、ここはひねくれて重箱の隅をチェックしたレポートです。決して馬鹿にしているのではなく、リスペクトしている […]
NCロードスターがデビューした約1年後。かねてより噂のあった電動ハードトップモデルがついに発表されました。その名もロードスターRHT(リトラクタブル・ハードトップ)。プジョー206CCから一気にトレンドになった「屋根付き」オープンカーは、商品力強化として必然のモデルでした。 RHTに採用された固定ハードトップは明らかに重量増になってしまいそうな気がします。LWS(ライトウェイトスポーツ)をうたうロ […]
1999年から10年以上所有していた「オートザム・AZ-1」。2012年に現在の愛車NBロードスターと入替になったのですが、忘れないうちにレビューを残しておきます。 AZ-1の開発主査は初代ユーノスロードスターと同じ、平井敏彦氏。開発スタッフもロードスターチームが手弁当でお手伝いしていたとか・・・グレードは1994年式のAZ-1 マツダスピードバージョンです。 新車価格 1,498,000円 AU […]