最後の「ときめきのデザイン」(NBロードスター量産デザイン)【T-6】
NBロードスターのオリジナルデザインはカリフォルニアのスタジオ(MRA)が提示したコンセプトモデルをもとに、それを徹底的にダイエットした形で量産デザイン(プロダクトデザイン)に活かされることになりました。デザインコンペのウィナーとなった経緯をご紹介しました。 本稿では、デザインチームがエンジニアたちから突きつけられた「5ナンバー枠の死守」という絶対条件のもと、どのような意図でNBロードスターのエク […]
NBロードスターのオリジナルデザインはカリフォルニアのスタジオ(MRA)が提示したコンセプトモデルをもとに、それを徹底的にダイエットした形で量産デザイン(プロダクトデザイン)に活かされることになりました。デザインコンペのウィナーとなった経緯をご紹介しました。 本稿では、デザインチームがエンジニアたちから突きつけられた「5ナンバー枠の死守」という絶対条件のもと、どのような意図でNBロードスターのエク […]
1990年代初頭に登場したマツダのクルマたちは、今の時代でも全く色褪せることのない美しいプロポーションと艶やかさを持っていました。いわゆる有機的なオーガニックシェイプ(※)を積極的に用いた、現在では安全基準やパッケージングの制約から少なくなってしまった流麗なスタイリングです。 ※有機的で滑らかな自動車デザインを指す言葉として、他にも「オーガニックフォルム」「バイオデザイン」「エアロージョン(風化造 […]
1989年、ライトウェイトスポーツカー(LWS)という、消えかけていたジャンルを蘇らせたユーノスロードスター(NA型/海外名:MX-5 Miata)。その圧倒的な成功は、自動車業界に強烈な衝撃を与えました。「2シーターのオープンカーなど売れるはずがない」という常識を根底から覆し、世界中でファンとフォロワーを生み出しました。 しかし、その偉大すぎる成功は、次世代モデルの開発を担うエンジニアやデザイナ […]
1989年に誕生し、世界中のエンスージアストを熱狂の渦に巻き込んだユーノスロードスター(NA型:MX-5 Miata)。当時、十数年ものあいだ途絶えていたライトウェイトスポーツカー(LWS)というジャンルの再開拓を行い、その後「ポルシェ ボクスター」「メルセデスベンツ SLK」「BMW Z3」を始めとした数え切れないオープンスポーツカーのフォロワーを生み出した、歴史的なマスターピースです。 しかし […]
1989年に誕生し、現在に至るまで愛され続けているライトウェイトスポーツカー(LWS)であるユーノスロードスター(NA型/海外名:MX-5 Miata)。このクルマは90年代のマツダを彩った「ときめきのデザイン(Inspired Sensation)」を体現した存在でした。 そこで今回は、この偉大なスポーツカーがまだ「名もなきスケッチ」だった時代へと時計の針を戻します。舞台は太陽がさんさんと降り注 […]
2025年9月28日(日) やっと、秋の気配を感じはじめた2025年9月28日(日)、マツダR&Dセンター横浜(以下MRY)にて、「NBロードスターミーティング2025」を無事開催することができました。 当日、横浜の天気予報は気まぐれな「曇り」予報。しかし、午後には優しい日差しが戻り、オープンカーの祭典にふさわしい、絶好のミーティング日和となりました。 このイベントは「温故知新 対話する人馬一体」 […]
近年のマツダ車全体におけるテーマカラーは、デザインテーマとなる魂動デザインにおいて「色も造形の一部」として開発された「ソウルレッド」シリーズがあります。その深い赤のコンセプトは「見る者の魂を揺さぶるような究極の赤をつくろう」というもので、マツダブランドを体現するもののひとつとして定着しています。 ただ、ソウルレッド以前にもマツダは赤にこだわる会社で「赤いファミリア」「赤いMPV」「赤いプレマシー」 […]
欧州ではNAより売れてしまったNBロードスター。特に英国では「リトルジャガー」として愛されていたそうです。 その理由には諸説ありますが、NBロードスターが当時のジャガーXKシリーズに雰囲気が近かったことや、マツダと同じフォード傘下だったことなどが挙げられています。面白いことに、XK自体は逆にデビュー時に「MX-5(NA)に似ている」といわれてました。 都内某所で見かけたロードスター!? 都内某所に […]
1989年。古き良き時代を継ぐ【現代】のライトウェイトスポーツカーとして世界中から絶賛されたユーノスロードスター(NA)。さらにロードスターは「オープンの楽しさ」「走る楽しさ」「スタイリングを眺める楽しさ」の熟成をテーマに掲げて、2代目(NB)へフルモデルチェンジを果たします。 そんな初代から数えて10年後、特別なNBロードスター「10周年記念車」が発売されました。 To build the sp […]
クルマのボディカラーは「白、黒、シルバー」が定番のラインナップとされています。その一方で、カタログの表紙は色とりどりの「テーマカラー(イメージカラー)」に塗られたクルマが添えられます。これは車種ごとのコンセプトやマーケティング上の狙いによって決められるものです。 ちなみに、かつてのマツダでは1色だけ車種専用のカラーを作ることが許されたそうです。もちろん、それがロードスター用に調色されたものであって […]
ロードスターにおいて隠れた魅力といっても過言ではない、ハードトップの装着によりコンパクトクーペへ変貌すること。この「ディタッチャブル・ハードトップ(DHT)=取り外しができる屋根」はユーノスロードスター(NA)初期からこだわってオプション設定されており、NBロードスターにも引き継がれました。 そこで今回は、NA/NBロードスターにおけるハードトップの魅力をお伝えします。 NA/NBロードスター、ハ […]
私の愛車、NBロードスターの紹介です。 平成15年式のNBロードスターでは3型(NB3)、排気量1600ccの【NB6C】と呼ばれる個体であり、グレードは【Web-tune】というインターネット・カスタマイズモデルとなります。NR-A(ワンメイクレース車両)をベースに、VSコンビネーションBのプレミアム内装(ベージュ内装)が組みあわされている珍しい個体です。また、国内仕様では唯一のコードNC4内装 […]
2014年にデザイン公表されたNDロードスターですが(※)、早いものでもうデビューから10年が経とうとしています。今や街中で見かけない日はないくらいオープンカー(スポーツカー)として異例のヒットを継続しています。RFも含めてとてもカッコイイですからね。 しかしぶっちゃけ・・・もう見慣れてしまいましたが、デビュー当初はあの「お口(グリル)」はデカいと思いませんでしか?もはやNDロードスターの味だと思 […]
NBロードスターにフルモデルチェンジが行われた際、一部から最も「気に入らない」とネガティブな意見が飛び交ったのがエクステリアデザインでした。 意見を要約するとそれは「ヘッドライト」が固定式になったことと、普通の「ドアハンドル」になり【スペシャリティ感】がなくなったことに集約されます。乗り味やハンドリングは先代を踏襲しているから代わり映えしないし、そこへ(言葉を選ばずに書くと)凡庸になった「見た目」 […]
相手に合わせて会話は変わる 好きな映画は?好きな漫画は?好きな本は?好きなアニメは? 例えば少し仲良くなった相手と、こんな話題になることがあります。でも、返答はそうそう簡単ではないはず・・・なぜなら、時や場所、立場や環境、関係性や相手の「濃さ」によって、話す内容を微妙に変えると思うのです。 濃さって何かといわれたら、例えば「シン・エヴァンゲリオンの評価はどうでした?」って聞かれて、相手がガチかどう […]
2024年5月26日(日)に開催された「軽井沢ミーティング2024」のトークショー第一部において、貴島元主査とNAロードスターのオリジナルデザインに関われたトム俣野さん(俣野努氏)が登壇されました。 俣野さんといえば、北米マツダのデザインスタジオにてマツダデザインを指揮されていたひとり。アメリカ発の企画だったロードスターにおいて、海外目線の話はとても貴重であり、約40分にわたるトークショーは刺激的 […]