最後の「ときめきのデザイン」(NBロードスター前期型)
90年代後半のマツダといえば、今や伝説の迷走期。多チャンネル戦略(マツダ、アンフィニ、ユーノス、オートザム、オートラマ、アマティ(企画のみ))の崩壊にともない、経営再建のためにフォード経営の傘下に入り、ディーラーおよび車種の統廃合が行われました。 時代背景 当時のマツダ・デザインテーマ「響きのデザイン」も虚しく、車種ラインナップに残されたのは基幹モデルのみ。マイナーチェンジで延命されたRX-7(F […]
90年代後半のマツダといえば、今や伝説の迷走期。多チャンネル戦略(マツダ、アンフィニ、ユーノス、オートザム、オートラマ、アマティ(企画のみ))の崩壊にともない、経営再建のためにフォード経営の傘下に入り、ディーラーおよび車種の統廃合が行われました。 時代背景 当時のマツダ・デザインテーマ「響きのデザイン」も虚しく、車種ラインナップに残されたのは基幹モデルのみ。マイナーチェンジで延命されたRX-7(F […]
私の愛車であるNBロードスターのご紹介です。 平成15年式NB3型、排気量1600ccの【NB6C】と呼ばれる車体になります。グレードはWeb-tuneというインターネットでカスタマイズできたモデルで、NR-A(レースベース車)をベースにVSコンビネーションBの内装(ベージュ内装)が架装されている珍しい個体です。※愛車をお迎えして10年が経ちましたので、記事の追記修正をしています。 愛車概要:20 […]
ロードスターのもうひとつの魅力といっても過言ではないのが、純然たるクーペになるハードトップ。ちなみにこの「ディタッチャブル・ハードトップ(DHT)」、つまり取り外しができる屋根はユーノスロードスター(NA)のリリース初期からオプション設定されていた、かなり拘りのあるパーツでした。 ハードトップの構造はNA/NB共に基本的に共通です。実際、私自身もNA時代に購入したものをNBロードスターに取り付けて […]
昨年から「目に見えて」飛躍的な進化を遂げているAI(人工知能)。生成した美少女イラストの指が多かったり、素手でラーメンを食べていたネットミームはもう過去の話。 AI生成の小説や絵画が受賞をするのは当たり前。膨大な学習データから将棋は人間より強くなり、電車の乗換案内はAIがなければ成りたたない・・・と、まさに日進月歩で進化をしています。ちなみに本トピックのアイキャッチ画像は初期のお絵かきAIに「桜の […]
「DUO101」から「V705」へ マツダ北米スタジオ(MANA)のアドバンスデザイン「DOU101」をベースに発足した「P729」オープンスポーツプロジェクト。社内デザインコンペを勝ち抜いたとはいえ、量産化の道のりはまだ先が見えない状態でした。しかし、有志の計らいで当時マツダで新設された技術研究所における「樹脂ボディ開発」の名目を得ることにより、可動プロトタイプが制作されることになります。 前回 […]
NBロードスターにフルモデルチェンジをしたときに、一部ファンから真っ先にネガティブに捉われたエクステリアデザイン(見た目)。 それは「ヘッドライト」と「ドアハンドル」がスペシャリティに感じなくなったことが主な理由です。しかし、ロードスター単体ではなく、マツダ車全体を通してみると、実は見えてくる景色が変わってきます。(NCやNDロードスターも含めて) したがって、よくよく観察してみると、一見普通のド […]
欧州ではNAより売れたNBロードスター。特にイギリスではリトルジャガーとして愛されました。当時のジャガーXKに雰囲気が近かったことと、同じフォード傘下だったからです。面白いことに、XKデビュー時は現地でMX-5(NA)に似ているとされていました。 都内某所で見かけたロードスター? 都内某所にて、遠目にワインレッドのスポーツカーを見かけました。カラーリングとシルエットが、なんと愛車の「ガーネットレッ […]
妹分ロードスター(MX-5)の横で、イマイチ存在感が示せなかったスペシャリティクーペMX-6。流麗かつスピード感のあるフォルムは、今も陳腐化する事はありません。起死回生のオープンモデルも試作されましたが、既に生産中止は決定していました。 マツダの「MX」シリーズとは 2020 Mazda MX-30 このサイトをご覧の方であればご存じの通り、海外のマツダ・ロードスターは「Mazda MX-5」とい […]
ロードスターは幸いなことに、さまざまなデザインスケッチが残されています。躍動感あふれるスケッチは眺めていてとても楽しく、完成車の美しさにも劣らないものを感じるはずです。今回は、そのあたりのご紹介です。 新世代オープンカー(V705) ロードスターのオリジナルデザインはカリフォルニア州アーバインにあるマツダデザインスタジオ(MRA/現MNAO)が発祥となります。上のスケッチには海外でロードスターの父 […]
1998年12月にデビューした2代目NBロードスター。今でこそ4代目のNDロードスターは多方面から好意的に受け入れられていますが、NBロードスターのデビュー当時を振り返ると、特にデザイン面であまり望まれなかったモデルチェンジだった記憶をしている方が多いはずです。 それは先代ロードスター(NA)のシンプルかつ普遍的な「良さ」を感じるデザインが偉大すぎて、特にリトラクタブルヘッドライトの廃止に否定的な […]
近年のマツダ車におけるテーマカラーは、ソウルレッドという「赤」がありますが、ユーノスから始まった歴代ロードスターでも「赤」いボディカラーは外せない存在です。赤色はプロポーションに自信がないと設定できないとまでいわれる色で、スポーツカーであるならば定番のボディカラーでもあります。 NAロードスターの「赤」 NA全車:カタログカラー【クラシックレッド】SU 基本中の基本である「クラシックレッド」は、N […]
歴代ロードスターで、それなりにラインナップがある「青いロードスター」。少し調べてみました。 少しだけ予備知識です。青色LED、青いバラ然り、純粋な「青」は自然界では存在しないと聞いたことはありませんか?つまり、人類の英知により造られたものが、現在目にすることのできる「青」なのです。 そんなウンチクはともかく、「青」はクルマのカラーとしても定番で、特に近年では欧州で好まれる色になっています。ただ、ロ […]