メカ

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NBロードスター前期型/後期型のざっくり見分け

現在、市場に流通しているNBロードスターは中古車しかありません。さらに、オーナー車であれば何かしらかカスタマイズをしている可能性があるので、「見た目」が普通に見えても中身はノーマルではない個体がごまんと存在します。 そのようななか、NBロードスターにはざっくり前期型/後期型という差異があります。これは車検証、ボディカラー、エンジンルームにあるコーションプレート(車台番号)を確認できれば、ある程度の […]

NCロードスター、不当な評価の原因は?

ロードスターに限ったことではありませんが、フルモデルチェンジの際に「昔の方が良かった」と新型がディスられるのはよくある話です。今でこそ世界的な名車とされる歴代ロードスターにおいても例に漏れず、同じような出来事がありました。 例えば、2代目NBロードスターはリトラクタブルヘッドライトの廃止による固定ヘッドライトの採用が不評であり、「乗ればわかる」というステップにたどり着くまで時間がかかりました。 同 […]

NBロードスター・トリビア集

トリビア(trivia)とは「雑学的な事柄や知識、豆知識」。 今回ご紹介する内容は、本サイトの他トピックで取り上げたものもあるし、これらを知らなくてもNBロードスターの楽しさは何一つ変わりません。ただ、少しだけでも「へぇ」と思ってもらえれば幸いです。 エアロボードはステッカーを貼れるようになっている NBロードスターに久々純正採用されたエアロボード。 その効果はオープントップ(幌を空けた)際に風流 […]

NBロードスター灯火類、LEDへ交換(失敗備忘録)

夜走っていると、明らかに街ゆくクルマのヘッドライトの光量が増していると思いませんか?量産効果が高まった恩恵化、今や軽自動車にもLED灯火が採用されるようになりました。 僅かなエネルギーで稼働し、寿命も光量も稼ぐことができるとなれば採用しない理由がありませんからね。おかげで車高の低い我々ロードスターは、まるでビデオゲームにおけるレーザー攻撃のようなビームを受ける羽目になりましたが・・・(※気の利いて […]

NBロードスター、ECU学習機能

ロードスターのECU制御範囲 バッテリー端子を外して20秒以上経過すると、クルマの学習データ(ECU)がリセットされる・・・なんて話、旧車では「あるある」なネタだと思われます。 実際、NC/NDロードスターはバッテリー・リセット後に各種電子デバイス(DSCやパワーウインドウ)を復旧させる方法がマニュアルに記載されています。これがビデオゲームの隠しコマンドみたいでカッコいいんですよね。 しかし、NA […]

新型FRにパワープラントフレーム(PPF)がない訳

新世代FRプラットフォーム マツダ渾身の新世代プラットフォーム第一弾として登場した「CX-60」。プレミアムクラスSUVとはいえ、縦置きエンジン+FRというパワートレインは気になる方も多いのではないでしょうか。 最上モデルが積む直6ディーゼルターボエンジンは231馬力と、一見実用スペックかと思いきや・・・トルクは500Nmととんでもないことになっています。これって「フェラーリF50(471Nm)」 […]

NBロードスターのアライメント調整

ロードスターが直進していない! 私の愛車は幾度となくホイール交換を行い、さらにサスペンション交換やスペーサーの装着をしています。また、下回りを当てたり、縁石レベルの障害物を乗り越えたり、もちろんブッシュの経年劣化もすすんでいるでしょう。つまり、足周りを酷使しつづけてきましたが、ふと気づけばとんでもないことになっていました。 それは「まっすぐ走っていない」事実です! もともとステアリングセンターが緩 […]

ロードスターの防錆処理

我が家のNBロードスターも生産から20年近く経ち、ありがたいことに機関良好にて乗り味に文句はありません。しかし、経年劣化であちこちから錆が見え始めてきましたので、予防整備として防錆(ぼうせい)を行うことにしました。 用意したもの ・ワイヤーブラシ ・パーツクリーナー ・シリコンオフ ・エンドックス「錆転換剤RS」 ・呉工業「シャシーコートクリア」 ・習字用の筆@100円ショップ ・その他、洗車用品 […]

NDロードスター、KPCの本領発揮は10年後?

新型ロードスターの「KPC」とは 発表以来メディア記事では恐ろしくベタ褒めで、何一つネガティブな内容が存在しないといっても過言ではない、2022年以降のNDロードスターに搭載された姿勢安定機能「KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)」。 ハイスピードのコーナリングにおいてもより安定した旋回姿勢を実現し、ドライバーとクルマの一体感を高める新技術。 上記のようにカタログでうたわれている「K […]

NBロードスターのサスペンションメンテナンス(交換編)

NBロードスターショック交換では、改めて設計思想やメカの役割に気づきました。面白かったのがアッパーマウントで、アナログ制御の味付けが極まっています。 交換後の乗り味は特にDHT架装後が顕著で、恐ろしくシャープなハンドリングになりました! ショックアブソーバーの部品を注文する NBロードスターのサスペンションリフレッシュ、ショックアブソーバー交換を行うにあたり、私は純正リプレイス品で定番の「NEW […]

NBロードスターのサスペンションメンテナンス(検討編)

ロードスターを純正仕様で乗っていると、いまいち判断し辛いのが「脚周りの劣化」。ショック交換の目安とされる5年10万キロはあくまで新特別保証の期間ですが、実際はどうなのでしょうか。 しかし、NBロードスターはバンプストッパーが経年劣化で破損している可能性があります。サスペンションをいじったことがない方であっても、とりあえずリアダンパーのダストブーツをめくる事をお勧めします・・・ ロードスターは10万 […]

ロードスターの「ばね下」にこだわる

ロードスターは乗り味を変えるためにホイールを変更する楽しみがありますが、インチサイズを変えると、タイヤ込みで10kg以上の差が出ます。なかなかピンとこない時は、近所のスーパーで10kgの米袋を持ってみましょう。その重さに愕然とするはずです! ホイール+タイヤの重量(参考値) スポーツカーに乗っていると「ばね下重量」という言葉を耳にしませんか。 釈迦に説法ではありますが、「ばね下重量」とはいわゆる足 […]

ロードスター の「楽しさ」にある哲学

ロードスターはどう楽しいのか?そう聞かれて「乗ればわかる」では、普通なら伝わりません。人馬一体だとギリ雰囲気は伝わるけどまだ不鮮明。美しく走る?・・・は最も意味不明。Be a Driver.やzoom-zoomは楽しそうな走りを連想でき、秀逸なキャッチでした。 ライトウェイトスポーツの明確な定義は存在しない 実は、このサイトでもよく使う「ライトウェイトスポーツカー(LWS)」というジャンルですが、 […]

ロードスターの走行性能・まとめ

ロードスターは社内で反対勢力があっても、ダブルウィッシュボーンを採用できたことが不思議でした。貴島さんの回答はシンプルで「当時一番いいものだったから」であり、内張はベニヤ板でもメカにはコストをかける、哲学を感じたエピソードでした。 インタビュー前夜に思う そもそも、この一連のトピックを書いたのは、主査インタビューを行う前に、ダブルウィッシュボーン(独立懸架方式)・サスペンションのロジックを知りたか […]

ロードスター・パワープラントフレーム(PPF)

パワーはなくてもアクセルレスポンスが気持ちいいロードスター。どんな速度域でも打てば響くのは、パワープラントフレームというエンジンとデフを繋ぐ剛性パーツのおかげです。その後全てのマツダFRスポーツに継承されている萌えパーツでもあります。 アクセル・レスポンスの哲学 アクセルを踏むとクルマは前に進む・・・至極あたりまえの事ですよね。これは仮に低馬力のクルマでも、初動からトルクを出すセッティングに反応性 […]

ロードスターにアーシングを行う

賛否両論あるアーシング、私は信用派です。ただ、NA/NBロードスターにとってネックなのは、トランクにあるバッテリーまでラインを通す必要があること。なお、アーシングはパワーアップするのではなく、マイナスを回復させるというチューニングです。 クルマの「アーシング」とは クルマの電気回路において、プラス側はバッテリーからケーブルを通して電装品に電源供給されますが、マイナス側はボディやフレームなど「金属部 […]